二週目折り返してあと一周を2時間弱で走ればサブ4だぞ、と期待高まったよ。
テンション高まる!
静かに高まる。
米津玄師「ジオラマ」
これは間違いなく優れたアルバム。
かなり個性派のアーティストで、初音ミクの音楽を配信してたのがスタートだそうで、その経験が冴えわたってる。
多重録音を駆使して色んな楽器のリフがうなぎのぼってくのに合わせて米津の抜ける声が真ん中を渡ってくんだ。
自分なりに景色が見える音楽が好きなのだけど、このアルバムはマーチだ。
空洞を抱えた奇怪なモノが並んでマーチで歩いていく。
聴いていて、確かにランに合うし、テンションにも良い作用があった。
なのに、はっきりいってどんどん脚は重くなった。
前回と同じだ。
30キロの壁。30キロをこえてポテンシャルが極端に、一気に下がってきた。
気が付いたら厚かった雲は吹き払われて消え、正午の太陽が強く日差しを照りつけてくる。
具合、悪い。
出ちゃいそうです。もう、洗いざらい、出ちゃいそーです!
歩くのと変わらない早さで進む。
土手を眺めた。
緑の景色が続くけど向こうにビルやマンションが見える。
日常の風景。この土手向こうにろくでもないことがたくさんある。
でも今は違う。苦しくってそれどころじゃない。
僕は今人生の真っ只中だ。意味はよくわかんないけどそう思う。
終わらない。
いつまでたっても先に見えるケーズデンキの看板が近付かない。理不尽な事だけど、ケーズデンキの看板に怒りさえ湧いてくる。
おーい、キツイ。おわんねぇ。1キロ1キロが必死。
16キロの一斗缶を知ってる?
僕の身体はあれ3個分。僕は二つ同時にはあれを持ち上げられない。
なのに僕の脚は今あの三個を運んでる。しかも走って!
いや、気付けばほぼ歩いてる。僕の箱フグの限界が近い。
枯葉の重さしかないなんて思い込みは汗と一緒に流れ出て蒸発してしまった。間違いなく僕の身体は血と肉が一斗缶三個分ちょっと詰まってる。
最終ターンを終えて、気力が戻った。いつ走るの?と自分に掛け声。
走ってゴールしなきゃ後悔する。
走れ走れ。
実際に声に出して走った。
「はしれはしれ」
何人かを抜く。
ゴールテープ見える。
脚が痛い。
心臓出そう。
アクエリ飲みたい。
アクエリ飲みたい。
ビールなんかいらない。
アクエリ飲みたい。
ゴール。
嬉しかった。何が嬉しいって終わったのが嬉しかった。
とにかくほっとしたというのが一番の感想だ。
終わればタイムは290分(4:50:00)
良くはない。ということは、当然まだまだチャレンジし続ける。

