好きな物、ビール。
好きなこと、休みの前日の飲み会。
走りはじめるきっかけになった一回目のランの時、三キロ走れなかった。
走れないよ。
てか、気持ち悪い。
心臓出ちゃうぞ。
路上で、幽霊に土下座してるみたいな格好でゼーゼー。
これはキツイ。こーれーは、キツイ。
失業中のおれは、このキツさが必要だな。努力の仕方は簡単に忘れちゃうから、きついめにあっておこう。
なんて、そんなようなこと思ったわけだ。
思って走り始めた。
ランニングウェア持ってないよ。
どうしよっかな。これでいいか。
と、思ったのがリーバイスの立体裁断の長ズボン。
スニーカー、スニーカー・・。
探し当てたのは親父の自分のサイズより一回り小さいニューバランス。
若い頃ー今よりももうちょっと若かった頃、
運動なんて嫌いだった。
嫌い以前にするという想定がない。
もともと痩せてるし就職して忙しくもあった。
高校生の頃、僕はバイトをしてて、
部活をする同級生を、
給料貰えないのになんであんなに怒られながらスポーツせにゃならん?
と思ってた。
おーい!その前提がそもそも間違ってる!
若くさかのぼればさかのぼるほど、僕はおバカだった。
今でもおバカだが、日々少しずつ成長している。
ランニングで細胞が入れ替わるおかげかもしれない。
そうして、成長したおバカは
よく変なものに出会う。
傘が、逆さ釣りだ。
