2013 年に公開され大ヒットした映画、「武士の献立」が舞台化されました。
物語の舞台は加賀藩会津城内。刀ではなく、包丁で藩に仕えた包丁侍たちとその家族、そして、史実として解明されていない部分も多い三大騒動のひとつ、「加賀騒動」に巻き込まれて行く人々の陰謀、愛憎、友情、家族愛、故郷愛を描いた作品です。
私は加賀藩御台所方で頭取務める舟木伝内役で出演致します。勿論実在した人物で、映画では、最近鬼籍に入られた西田敏行さんが演じられた役です。
今回の舞台では、照明、音響による演出に加え、二胡とパーカッション奏者による生演奏、そして恐らく業界初となる「匂い」による演出も加わり、より臨場感溢れる作品となっております。
この作品のもうひとつの面白さは、二人の演出家が、それぞれ醤油版、味噌版に分かれ、それぞれ異なる出演者を率い、同じ台本を用いて作品を創っているところです。味噌版に出演の私は醤油版の作品をまだ観ておりませんが、「同じ台本なのに別作品??!!」と感じるほど違うようです。
そして稽古も明日が最終日。いよいよ本番が近づいて参りました。
11月9日~17日まで、赤坂草月ホールで上演しております。
是非会場に足をお運び下さい。皆様のご来場、心よりお待ち申し上げております !!