ご来場下さいました全てのお客様、誠に有り難うございました。そしてスタッフ、共演者の皆様、有り難うございました。とても息の合った、素晴らしい座組でした。
1月19日の顔寄せから1ヶ月間、毎日のように稽古場に通い、共演者たちと話し合い、議論し、ひとつひとつのシーンを作り上げ、それらを組み合わせてひとつの作品にする。この過程こそが舞台演劇の醍醐味ですね。難産でしたが、楽しかった。
そうそう、舞台稽古期間中の1月24日に、サプライズで誕生日を祝ってもらいました。正確には翌25日が誕生日なのですが、その日はたまたま稽古休みだったので、24日に祝ってくれました。
松本清張原作の本作品、人を裏切れば裏切られ、人を騙せば騙されて、恨みを買えば報復される。悪事を働けばそれは形を変えて必ず自分に降りかかる。負のスパイラルに際限がないことを再認識させる内容となっています。しかし逆に、人を愛せば愛されて、優しくすれば優しくされ、善行は徳となり、幸福という形になって返ってくるとも言える訳で、この作品で橋田常雄という男を演じながら、どうせなら現世の自分は後者の世界で生きていたいと強く思ったのでした。
屑を絵に描いたような男でしたが、
忘れられない役となりました。


