元記事はアメリカのものですが、日本でも多いに当てはまるように思われますね。
うつ病の原因は様々ですが、働き盛りの世代では仕事のストレスがうつ病につながるというケースが少なくありません。
ストレス・フリーな仕事というのは存在しませんが、特にうつ病のリスクが高い職業としてはどのようなものが挙げられるでしょうか? ワースト10を、アメリカの健康専門ニュースサイト『Health.Com』からお届けしたいと思います。
まず【前編】では10位~6位です。
■10位:セールス業
セールス業はリストの10番目に位置しますが、うつ病の原因となる要素はたくさんあります。
出来高制で働く場合、次の支払いがいつになるのかもわかりません。仕事の出来によって、旅行に行けるかもしれない一方、家族や友人と一緒に過ごせないということもあります。また、雇われるのではなく、自営する場合も、利益は限られがちです。
収入が不安定で結果に対するプレッシャーが重く、長時間労働にもつながるという点で、ストレスの高い職業といえるでしょう。
■9位:ファイナンシャル・アドバイザー、会計士
とにかくストレスの連続です。たいていの人にとって自分の老後の資金を管理・運用するのは煩わしいもの。それなのに、何千・何億円にものぼる他人の資産を扱うなんて想像できるでしょうか。
「他人の財産を扱うには大きな責任が伴いますが、市場をコントロールすることはできません。
クライアントの資産が減ろうものなら、自責の念にも捉われますし、ひっきりなしに怒鳴られることだってあるんですよ」(メンタルヘルス・カウンセラーのデボラ・レッジ氏)
■8位:整備業
問題が起こったときにしか必要とされない仕事についてどう思いますか? 整備業に携わる人たちはまさにそんな毎日です。
突然呼びつけられたり、スケジュール変更があったりしますし、夜間勤務も少なくありません。そのうえ、客がめちゃくちゃにしたものを片付けるのは大変な仕事であるにもかかわらず、賃金は低いのです。
「人の入れ替わりが激しい仕事です。同僚はいても、作業は孤独ですし危険も伴います」(米タフツ大学の臨床心理学者クリストファー・ウィラード氏)
■7位:秘書業
この職種の人は、要求されることは大きく、自分の仕事のコントロールができないという昔からありがちな悩みを抱えています。
秘書業は、企業の最前線であらゆる方向から注文を受ける仕事。しかし組織においては下位に属し、裁量の余地がありません。
毎日予期せぬ出来事が起こりますが、自分以外の誰かを楽にするためにやる秘書業務は周囲から評価されにくいのです。
■6位:教師
教師がやるべき仕事は常に増え続けているようです。放課後にも仕事はたくさんあり、家に持ち帰ることもあります。給与はそれほど高くないけれど、やるべき仕事は山積みです。
「教師をしていると様々な角度からプレッシャーを受けます。生徒、その親、そして標準に合わせようとする学校からです。そのうえ学校ごとに欲求水準が異なります。
それで自分を見失い、なぜ教師になったのかという理由さえ忘れてしまいがちです」(ウィラード氏)
元記事はアメリカのものですが、日本でも多いに当てはまるように思われますね。
■5位:芸術家、芸能人、ライター
これらの仕事は収入が不安定。時間が不規則。そして孤独です。
クリエイティブな仕事に携わる人はうつ病になる確率が高いといえます。昨年では、およそ9%がうつ状態を経験したとのこと。特に男性では、最もうつ病にかかりやすい職種です。
「芸能人や芸術家では、躁うつ病が多いですね。診断や治療を受けていないけれど気分障害だという人もいるでしょう。
芸術分野に携わる人は生活スタイルが原因でうつ病にかかる人が珍しくありません」(メンタルヘルス・カウンセラーのデボラ・レッジ氏)
■4位:医療関係者
医療関係者とは医師、看護師、セラピストなど、粉骨砕身で医療に従事するプロフェッショナルたち。
医療関係者は文字通り人の命を預かっているので、長時間・不規則な勤務になりがちです。そのストレスの程度は測り知れません。
「彼らは毎日、病気や死、トラウマを見つめ、また患者の家族とも向き合っています。この世は悲しみに満ちているという悲観的な考えに陥っても無理はありません」(米タフツ大学の臨床心理学者クリストファー・ウィラード氏)
■3位.ソーシャルワーカー
ソーシャルワーカーがリストの上位にあるのは驚くべきことではありません。
児童虐待やあらゆる危機に直面した家族の問題を扱いながら、煩雑なお役所業務にも追われるというのは、要求水準が高く四六時中ストレスのかかる仕事です。
「いい仕事をするというのは、ハードワーカーになって何かを犠牲にすることだという風潮がありますよね。
ソーシャルワーカーの仕事はニーズが高いだけに、仕事を遂行するのに少なからず代償が伴いがちです。ソーシャルワーカーをしていて燃え尽きてしまう人をたくさん見かけます」(ウィラード氏)
■2位.飲食店スタッフ
うつ病のリスクが高いワースト2位は飲食店スタッフ。ホールスタッフは、賃金が安いわりに、毎日おびただしい数の客の要求に応えなければならず、へとへとになる仕事です。
この業種では10%の人がうつ病のエピソードを報告しており、特に女性では15%にのぼります。
「この仕事は人から感謝されにくい面があります。乱暴な客もかなりいますし、肉体的にもきついです。うつ病になったら、エネルギーやモチベーションを維持するのが非常に難しいでしょうね」(レッジ氏)
■1位:介護や保育の仕事
介護や保育など弱い人のお世話をする仕事というのは、リストのトップに挙がっています。この分野ではおよそ11%の人がうつ病の症状を訴えているそうです(なお、無職では13%、その他の職業では7%)。
病気だったり、あるいはまだ幼すぎたりするために、感謝や愛情を表現できない人たちを相手に来る日も来る日も食事をさせたり、入浴介助をしたり、世話したりするのは非常に骨が折れます。
「病気の人を見たり、心理的な見返りが少なかったりする仕事はストレスが高いです」(ウィラード氏)
以上2回にわたって、うつ病のリスクが高い職業ワースト10をお届けしましたがいかがでしたか? もし、あなたの身近な人、もしくはあなた自身がこれらの職業に従事している場合には、どうか日頃から十分なケアを心がけてくださいね。
元記事はアメリカのものですが、日本でも多いに当てはまるように思われますね。