自動車評論家国沢光宏さんの解説です。
ダイハツはミライースに採用されたECOユニットと続々と展開し始めた。まず売れ筋モデルから、ということなんだろう。11月7日に発表されたムーヴのスペックjを見て驚く。何と10・15モードで30km/Lを達成しちゃってるのだ。全グレードにアイドルストップを採用。それでいて値上げ無し。
燃費大幅に向上し価格同じとなれば、こらもうライバルはたまったモンじゃない。スズキも猛急な対応をしなければならないだろう。東京モーターショーにミライースと燃費で勝負できるモデルを出すと言ってるが、ダイハツは市販車を続々と出してきている。今や待ったなしの状況になった。
やっとアイドルストップ付きの『N』シリーズを年内に発売するホンダは、現時点で背高ワゴンTOP(タントとパレット)の燃費を持つようだが、もちろんダイハツだってタントにミライースのパワーユニットを移植すると思う。そうなった時に燃費と価格で勝負になるだろうか? ダイハツのTNP路線は強烈だ。
今のところ完全にダイハツがリードを奪ったように思う。しかも相当飛び出してます。スズキがダイハツ並に安くて低燃費のパワーユニットを量産できるまで早く見て1年。ホンダも新しいエンジンの開発を終えたばかり。これまた1年掛かる。でも1年掛けてたら逃げられます。ソコヲナントカ8ヶ月で!
それにしても驚くのはダイハツの技術力だ。アイドルストップ機能を組み込んだ新世代のパワーユニットを、アイドリングストップ無しのエンジンと載せ替えて値上げ無し。アイドルストップ付きは大型バッテリーや、横滑り防止装置の一部機能(登り坂でバックしなようにする機能)が必要なのに。