自動車評論家国沢光宏さんの解説です。
ミラ・イースに試乗した。結論から書くと久しぶりの「こら素晴らしい!」。ここ2~3年でデビューしたクルマに中じゃリーフに勝るとも劣らず! 興味深い技術もテンコ盛り。いっくらでも原稿を書けるほど。例えば燃焼の状況をチェックするのにイオンを使う。
イオンを計測することによって安定した燃焼がどうか判定出来るそうな。結果、30~40km/hでの巡航時、ポンピングロスを減らすためのEGRを20%以上燃焼室に入れられるようになったという。ちなみにイオンで燃焼チェックを行うのは市販車初か?
バッテリーも面白い! アイドルストップ付きだからしてマーチなどと同じく大型バッテリーを採用している。参考までに書いておくと、マーチ用のバッテリーは定価5万5100円。一方、ミラ・イース用は交換コストを考え、定価で1万円を数百円超える程度だという。
試乗車に装着されていたのは高い評価を受けているヨコハマのブルーアースだった。自社のWebサイトで採用をアピールしていたBSのエコピアEP150は、当初最廉価グレードのみに採用されるとのこと。今のところ販売比率にして2~3%だという。
最近のダイハツ車にしちゃツキ上げ感のある乗り心地だったので聞いてみたら、空気圧を260kpaに指定しているためらしい。テネコ使っているスカイアクティブのデミオも同じような乗り味だったことを思い出した。240kpaくらいにすれば大幅に良くなるだろう。
もう一つ。緩加速時にエンジンから「リリリリ」という音が出ている。ノッキングかと思いきや、エキパイから出ているとのこと。EGR関連の音で、今のところ有効な消音策が見つかっておらず。何日か試乗会をやっていて「初めてバレました」と言ってました。
弱点は上の二つだけ。どちらもたくさんの専門家が気づいていないため、気にすることもなかろう。とっても良くできた「文明の利器」だと思います。リアシートのヘッドレストはマイナーチェンジのタイミングでオプション設定されるかもしれない。