http://www.corism.com/special/ohter/1390.html

自動車評論家国沢光宏さんの解説です。


本来なら8月に予定されていたアルファード/ベルファイアのマイナーチェンジだったが、震災の影響で11月になった。今回の注目点は「燃費がイマイチ良くない」ということで現行モデルからカタログ落ちしていたハイブリッドモデルが復活すること。システムの改良で燃費を改善できたらしい。

 10・15モード燃費は旧型の17,2km/Lから19km/Lに向上するようだ。エスティマHVが20km/Lなので車重差を考えれば妥当なセン。残念ながら次期型カムリに採用される2,5リッターの新エンジンじゃない。11月に出るアルファードHV、2,4リッターエンジンなのだ。

ちなみにカムリ用の2,5リッターはクールドEGR(燃焼ガスを冷やして再びエンジンの吸気に混ぜるシステム)など採用。プリウスのアトキンソンサイクルに近い熱効率を持つという。結果、次期型カムリの燃費は10%以上向上する模様。SAIの23km/Lに対し26,5km/Lくらいか?

 このシステムを採用すれば車重の軽いエスティマHVを凌ぐことも可能だったろう。また、プリウスαでデビューしたリチウム電池の採用も見送られている。この電池を使えば一段と広いキャビンスペースが可能だっただけに残念。未だトヨウタのリチウム電池はコストと生産能力に過大を抱えている。

 トヨタとしてもマイナーチェンジでハイブリッドを復活させるか大いに迷ったろうけれど、ユーザーからのリクエストの多さに「とりあえず出しておこう」になったんだと思う。確かにモード燃費19km/Lの実燃費11km/Lだって普通のガソリン車と比べれば圧倒的に良い燃費です。

 脱線するが、2~3年後に登場してくる次期型アルファードHVは2,5リッターの新ハイブリッドシステム+リチウム電池になると考える。10・15モード燃費で22km/L(実燃費は13km/L前後)くらいまで伸びることだろう。リチウム電池でトヨタのハイブリッドはさらに進化するハズ。

 ということで年末にデビューするアルファードHVは内容的にエスティマと同じだと考えればOK。街中走行など力強いモーターを採用していることもあり、普通のガシリン2,4リター車よりトルクのある走りを楽しませてくれることだろう。もちろん後輪にも駆動モーターを持つ4WDだ。

 非公式ながらすでに先行受注が始まっている。私の知人は値引き交渉まで行い、予約を済ませたという。もし早い時期に納車を希望するなら、今の内にオーダーしていくといいだろう。気になる価格は、ハイブリッド仕様のベーシックグレードで450万円くらいからか?