自動車評論家国沢光宏さんの解説です。

http://allabout.co.jp/gm/gc/380041/

プリウスワゴンと呼ばれていた「プリウスα」が予定より約2ヶ月遅れで5月13日の発売となった。悩ましいのは価格設定。2列シートのグレードを見ると、多少室内空間広くなるもののプリウスより30万円高い。3列シートを選ぶなら、同じトヨタのミニバンであるウィッシュというチョイスもある。

果たしてプリウスαの魅力はいかに? まずプリウスとの差から。エンジンやハイブリッドシステムなどの変更無し。単純にボディサイズが大きくなった分だけ車内スペースを拡大している。プリウスのリアシートも十分な広さを持つけれど、プリウスαなら余裕で足を組めるほど。

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ラゲッジスペースもステーションワゴンに匹敵する。プリウスだと大人4人+海外旅行用大型トランク4つは厳しいが、プリウスαなら余裕。ゴルフバッグ4つだって楽に飲み込む。プリウスに対するマイナスポイントは、10%程度落ちる燃費と前述の通り30万円高の価格。

街中で普通にプリウスを運転すると22km/L程度。プリウスαだと同じ条件で20km/Lみたいなイメージ。先代プリウスから乗り換えを検討している人は「燃費悪くなるならどうしようか」と思うだろうけれど、普通のクルマに乗っている人であれば十分魅力的かと。

2列シート仕様ではニッケル水素電池だが、3列シート仕様になるとリチウムイオン電池になる。しかし、燃費に関しちゃ残念ながら性能差無し。トヨタに聞くと「ニッケル水素より小型になったため3列目シートを設置出来るようになりました」。2列シートとの価格差は20万円。3列目のシートを10万円とすれば、電池代10万円ということです。

また3列目シートの居住性に関しては、同じトヨタの「ウィッシュ」の方が明らかに広い。身長183cmの私だとプリウスαの3列目シートは厳しい感じ。ウィッシュであれば前のシートに足が食い込むこともない。2時間の程度のドライブだって苦にならず。ラゲッジスペースもウィッシュ優勢。


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加えてウィッシュならプリウスαと同等の装備内容で209万円(グレードは「1.8S」。ただクルーズコントロールが付かない)。車両価格の差を燃費差で稼ぎ出せるか? ウィッシュの燃費を10km/L。プリウスαを20km/Lとすれば、走行1万km毎のガソリン代は15万円vs7万5000円。

10万km走れば75万円分を稼ぎ出せる計算。走行距離長ければプリウスα。短い人ならウィッシュというチョイスがいいと考えます。2列シート仕様のプリウスαも、10万km走ると75万円浮く。最も安い235万円の『L』であれば、160万円のステーションワゴンと同等ということになる。