●ミッツ・マングローブ(女装家)

 ブレークしそうだ。いや、すでに旬なのか。

 テレビ「5時に夢中!」(東京MXテレビ)のレギュラーで、女装家マツコ・デラックスの人気に迫る勢いだ。フリーアナウンサー・徳光和夫の甥という家系も、面白い。名前も伯父が「徳さん」と呼ばれるのをアレンジして、「分家だから『徳光』の『ミツ』をとった」そうだ。自称、タチ。身長182センチの異形のオネエタレントだ。

 75年、横浜市生まれ。慶応義塾高校を経て、慶応大学法学部政治学科卒。英国ウェストミンスター大学コマーシャル・ミュージック学科中退と、輝かしい学歴を持つ。マツコも「学歴だけは負ける」とベタ褒めだ。実はマツコとは親友で、ミッツが紹介した徳光との勧めでマツコが芸能界デビュー。深い仲なのだ。

 父親は徳光の弟で、元伊勢丹の社員。88年英国伊勢丹の社長になり、89年にスペイン伊勢丹の社長も兼任した。また母親は博報堂の元コピーライターと、まさに優秀な血筋だ。

 幼い頃から同性愛者だと気づき、女装を始めたのは、20歳前後のころ。徳光も「この道(オネエ)」を極めるだろうと感じたという。

 ちなみに、女優の木村佳乃とは、英国ウェストミンスター大学の1つ違いの同窓生だった。25歳の時に、昼は得意の英語を生かして通訳の仕事、夜は新宿2丁目のゲイクラブで、ドラァグクイーン(女性の姿で行うパフォーマンス)で舞台に立っていた。中森明菜が大好きで、現在のパフォーマンスのレパートリーのひとつだ。

 28歳で、舞台の仕事だけで生計を立てる。現在は、新丸の内ビルディングにある女性限定バー「来夢来人(ライムライト)」の金曜ママ。時に見知らぬ客同士が一体となって、アン・ルイスや松田聖子、中森明菜などを熱唱する。「女子校の昼休みのような感覚」と、ミッツ目当ての女性客が多い。ゲイのタチは女にモテるってことか。

 9月は10本近い番組に出たほど、ひっぱりだこだ。「バブルですね。人に求められるのは、若干うれしい」(朝日新聞10/18夕刊から)

 果たしてマツコの二匹目のどじょうか、それともマツコを超えるのか?

「発言に知性を感じるが、嫌みにならないように、気を使っている。マスコミの出方を探っている段階ではないか」(芸能ライター)

 テレビで見るより、ミッツママの時こそ、本領発揮か。

 だが日刊ゲンダイ本紙記者が「テレビで見るミッツとは別人のよう」という噂を聞き、店の客に取材すると、散々な評判だった。「接客態度がなってないんです。話の糸口を見つけようと“テレビ見てます”と言ったら“私の勝手でしょ”だって」(10/23既報)

 これに対してミッツは「5時に夢中!」で、「この通りでございます」とさらりと言っていた。正直というか、飾らない性格なんだろう。http://news.livedoor.com/article/detail/5114915/