トヨタ自動車は27日、ハイブリッド車 (HV)に搭載されたニッケル水素電池をリサイクルする事業を始めたと発表した。レアメタル (希少金属)のニッケルを取り出してHV用ニッケル水素電池の材料に再利用する。中国 がレアメタル の一種であるレアアース(希土類)の輸出を制限している問題で原材料を輸入に依存することへの不安が強まっており、トヨタはリサイクルの拡充で資源の安定調達につなげたい考えだ。
記事本文の続き 従来、使用済みHV用ニッケル水素電池から回収したニッケルはステンレスの原料として再利用するのが通例だったが、再びHV用電池に活用するのは世界で初めてという。
今回のリサイクル事業はトヨタのほか、グループ会社の豊田ケミカルエンジニアリング、パナソニックとの合弁会社のプライム
アース
EVエナジー(PEVE)、住友金属鉱山の4社共同で実施。1台のHVに使われるニッケルの半分を電池用に処理することが可能で、今年度は5500台分を処理する。数年後には1万台分まで引き上げる方針だ。海外での事業展開も視野に入れている。
レアメタル
はHVや電気自動車(EV)、省エネ家電に不可欠な材料として世界的に需要が急増している。一方で産出国が中国
やロシア
、アフリカなどに偏り、日本はほぼ全量を輸入に頼る。調達が滞ればHVなどの生産にも支障が出るだけに、リサイクルなど調達先の多様化が急務となっている。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/manufacturer/456299/