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自動車評論家国沢光宏さんの記事です。


世界最大の調査会社である『J.Dパワー・アンド・アソシエーツ』は、10年後の電気自動車とハイブリッドを販売シェア予想を発表した。それによれば、今年が95万台で2,2%。10年後に520万台/7,3%に留まるという。ようするに大型バッテリーを搭載したクルマは5倍になるだけという予想である。

確かに電気自動車の普及失敗を予想する自動車メーカーの経営陣やジャーナリスト、アナリストは非常に多い。私のギョウカイでも日産リーフの予約を入れたのは、私一人だけ。皆さんキワモノ扱いのようだ。先日も自動車メーカーの要職の方とこの件で話をしたけれど、やはり成功しないと考えている模様。

一方、自動車メーカーは全力で走り始めている。トヨタだけ見ても、2012年の時点でプリウスが全世界で50万台規模。ヴィッツ級ハイブリッドは20万台。さらにプリウスのミニバン(7万台規模)やRAV4のハイブリッド(6万台規模)など加わり、90万台規模になるだろう。日産は電気自動車で10万台程度か?

さらにホンダも2013年くらいから本格的にハイブリッドを作り始めるし、日産も2015年には電気自動車を50万台体勢となる。海外メーカーもシボレーボルト派生のハイブリッドや、韓国勢、中国勢など大幅に増えると予想されます。おそらく150~400万円レンジのクルマは、電気モノが主流になるだろう。

ただ絶対的な台数からすれば、世界規模で考えると100万円以下のエントリーカーが驚くほど増えていくと思われる。250万円以上の車種はディーゼルばかりになると予想していい。といったことを考えると、JDパワーの予想も案外悪くないかもしれません。私もカタい線なら最大で10%くらいだと答えます。

しかし日本のメーカーが作っている価格レンジのクルマで考えるなら、もはやハイブリッド半分。残りを電気自動車とディーゼル、安価なエントリーカーというイメージか。いや、日本で生産しているモデルで、もし軽自動車区分が2020年も残っているのであれば、白ナンバーの大半は電気とディーゼルだと思う。

加えてリチウム電池の低価格化が進むと、電気自動車の普及は加速的に普及していくと思う。バッテリー価格が1kWhあたり2万5千円になると、生涯コストでガソリン車より電気自動車は安くなる。1kWhあたり2万5千円の声が聞けるのは2015年くらいか? こうなると2020年で20%越えもありうる。