米財務省は15日に予定していた貿易相手国の為替政策に関する半年次報告書の発表を延期した。介入で人民元相場の上昇を抑制する中国を為替操作国に認定するかどうかが焦点だったが、同省は声明で中国の対応を一応評価するとともに、相場の一段の上昇に期待を表明。輸出拡大のため自国通貨を切り下げる「通貨安競争」をめぐり、11月に韓国ソウルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合などでの協議進展を待って報告を発表する方針を明らかにした。
 中国は米国が人民元切り上げ圧力を高める中、6月に為替制度の弾力化を約束した。米財務省はこの日の声明で「9月2日以降、上昇ペースは月間1%を上回る水準に加速した」などと評価。これがしばらく続けば「(人民元について)国際通貨基金(IMF)が大幅な過小評価と結論付けた状態が是正される」とし、中国に努力継続を求めた。 

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