最近は作業所の仕事も多少ハードなので(一般の会社に比べたら全然楽でしょうけど)ブログも開かない内に寝てしまうことが多いです。


さて、今日は作業所の利用者の話。

ちょっと文章が長くなるかもしれません。



仮にAさんとしましょう

Aさんのこと(女性)です。

Aさんは、我が作業所を退所して他の作業所に移るらしい。

Aさんは精神的にとても難しいひとで、病名は知らないが、全てにおいてマイナス思考のひと。

作業所にいても、あれはイヤだ、あの人が苦手、あの作業は難しい、あの音がイヤ、自分に対しての噂が気になるなど、きりがないほど・・・


統失、パニック、対人恐怖、精神病のデパートみたいな人だ。

作業所はもちろん、街に行けない、スーパーにも怖くて行けない、知らない人と会うのが怖い、みたいな感じで、外にはめったに出ない。

もう、人生、世の中全てが敵で、親しい人しか信用できない。

そのために、だんだん行動範囲が狭くなって、ついにはカゴの鳥に。

しまいには、怖くて部屋の窓も開けられない。


う~ん。


悲しい、というか可愛そうで残念。

原因はわからないが、それで何年もいや、おそらく何十年もそうなのだろう。

私は精神的な専門知識もないし、分析もできないし、もちろんアドバイスも助言もできない、ただの同じ精神障害者だが、同じ障害者ゆえに感じることもある。


医者や行政、カウンセラー、施設の職員さん、作業所の仲間などにどれだけ、心配をかけ、助言をしてもらいあなたのために、あなたのことを考えたか・・・


あげくのはてに、Aさんは「あなたに私の何がわかるの」と、逆ギレ。


そういう言葉が通じるのは末期のがん患者だけ。


私はAさんのことはそれほど知らない、たしかにつらい、とてつもなくつらいことはあったのだろう。

しかし、世の中には、たくさんの精神や、身体障害者がいて、重度で、なかには、目も耳も両方不自由な人もいるのだ。

そんなの想像できますか?

目も見えない、耳も聞こえないなんて・・・

それでも頑張って生きている人も多い。


精神障害者の原点はうつだ、しかしうつは気分障害の部類に入る


Aさんの場合、今まで過保護に、あつかってきた結果ではないか?


精神病は現代病、先進国だけと言われているように、ほんとにつらいと、精神病なんて言っている暇はない。




私は無一文で、東京をさまよっていた経験がある。

精神分裂病だと言われて、半狂乱だったが、精神病だろうがなんだろうが、生きるために、まずは何より食べねばならなかった。

行政や福祉のことなんて知らなかったからだ。

日雇いの仕事をして、食べるためのお金を手にするか、犯罪を犯すしかなかった。

あの時、犯罪を犯すこともなく、ちりかみ交換の仕事にありつけたのは、幸運だった。




住む場所があり、医者や行政が見守ってくれる、障害年金や生活保護という助けがある。

無気力、甘え、思いどうりにならなければキレたりひきこもったり。

私が作業所に入って感じたことだ。





Aさんは、運転免許証も必要ないと言って返還したらしい。

たしかに必要ないかもしれない、しかし可能性の未来もあったはず。

それを閉ざしてしまったということが、閉じこもりに通ずる手助けをしてしまっている、全ての可能性をさらに少しずつ、減らしているのだ、実感はないかもしれないが希望の未来だ。



今回はAさんのことを引き出しにつかったが、私も、今は贅沢はできないが、恵まれているといえる生活だ。

それになじんできている。

私も安心した生活環境にいるとついつい我がままを言ってしまうので、気をつけねばならない
とも感じている。




最後に、作業所を変えても何も変わらない。

同じことをくりかえすだけ。

自分が変わらなければ・・・