徒然日記 ~ 愛wonkyu ~ ウォンキュ小説 -90ページ目

徒然日記 ~ 愛wonkyu ~ ウォンキュ小説

SJウォンキュ妄想垂れ流し小説ブログです。 
とはいいつつも83(レラトゥギ)・ヘウン、TVXQミンホも時々やらかしますが、どうぞご贔屓に!

年に一度のこととはいえ。
沢山届くメールも、SNSに届くメッセージも、直接祝ってくれる声も。
どれもありがたいとは思うのだけど。

 

「…この野郎。まずはおめでとうの一言もないのかよ」
 

届いたメッセージは
 

「今日行く」
 

の一言だけだ。
ある意味らしいのか。
リビングのソファーに転がって目を閉じる。
相手がきたところで勝手に入ってくるだろう。
鍵が開く金属音、ひたひたと近寄ってくる足音。

 

「寝てる?」
「寝てる」

 

ははっと笑う声が耳に届いて、額にひやりとした固い感触。
目を開けると人好きのする顔で笑っているジョンスがいる。

 

「…なんだ、これは」
「えー?誕生日プレゼント」

 

額に置かれたのは缶ビール。
 

「それ、倒さずに起きれたらヒチョルが欲しいものなんでもやるよ」
「言ったな」
「言った、言った。頑張れ」

 

触れるだけのキスを寄越してクスクスと笑う。
 

「クソ可愛い事やってんじゃねーぞ」
「…なんだ、それ」

 

って…これ絶対無理な奴だろ?
とりあえず頑張れと言われたから頑張ってはみるけれど。

 

「…っ痛ぇっ!」
 

転げ落ちた缶が手の上にクリティカルヒットした。
 

「残念だったな。仕方ないから俺の手料理で我慢しとけ」
 

赤いエコバッグを掲げてそんなことを言ってのける。
 

「何作るんだよ」
「んーお祝いっぽいの?ヒチョル誕生日だし。デリバリーの方がいいかと思ったけど一応頑張るよ。あ。ケーキ買ってきた」
「なんの嫌がらせだ」
「大丈夫だよ。俺が食べるし」

 

持参したらしいエプロンをしつつジョンスがキッチンに向かう。
 

「風呂でも入ってきたら?」
「食事か風呂かって…お前、それってさぁ…」

 

いや、そもそもここは俺の家だぞ。

呆れて出た溜息にジョンスは相変わらず綺麗に笑う。
 

「それとも?…まぁヒチョルがお望みだっていうならいいけど、ご飯食べて、お風呂入った後だね」
「やっぱりクソ可愛いなお前」
「またそれか。で。どうするんだよ」
「一緒に風呂のオプションつけとけ」
「んー仕方ないなぁ」

 

セリフとは反対に楽しそうにボウルに水を注いでいる。
相変わらずなジョンスに相変わらずな俺は、そんなとこに今日も平和だななんて考えて。
今年もいい誕生日だなとテレビのリモコンを手に取った。