デビュー記念で、ソロコンか。
なんで考えて。
皆の事考えたら降ってきたので。

青空。
あぁ、みんな頑張ってるんだろうな。
僕も頑張らなくちゃ。
見上げて思い出した皆の顔に自然と笑顔になった。
頑張れ、僕も。
空の色。頑張ってる色。
今日は行けなくてゴメン
そんなメールが届いた。
謝らなくていいいのに。
みんな知ってるんだから。
僕達が全員で自分達の場所を守ろうとしてういること。
いつだって、それを楽しむって決めたこと。
車内から見上げた空はまるで僕達を祝福するかのような青空。
「空が綺麗だよ」
そう返すと程なくしてメールが届いた。
「今日はキュヒョナのための空だね」
考えていたことが伝わったみたいで嬉しくなった。
今日はファンの為、自分達のため、貴方のために歌おう。
空の色。歌声の色。
あれだけ毎回一緒にいたんだから、離れたって変わらない。
ずっと離れている訳じゃないし、会おうと思えば会えるんだ。
ほら。
公園のベンチに腰かけてぼんやりと青い空を見上げる。
澄んだ空気は青を何処までも美しく見せてくれるけれど、そのぶん肌に感じる冷たさも余計に感じた。
「ヒョク」
頭の上から落ちてきた声の主に青を遮られた。
「元気そうだな、ドンヘ」
返事の代わりに全開の笑顔。
眩しくて嫌になる。
「ヒョクもね」
良かった、と笑いながら横に座って同じように空を見上げる。
「青いね」
「うん。綺麗だな」
俺達の色だ。
「なぁ、ヒョク」
「なんだよ」
ドンへの手が俺の手をギュっと握った。
なにやってんだ、ここ外だし。
怒らなきゃならないのになんだか笑ってしまう。
いつまでたっても、変わらないなコイツ。
「空ってさぁ。きっと大昔から変わらないよな」
「…多分な」
「だったらこれからも変わらないよな」
「多分」
「じゃあ、俺たちも変わらないよな」
それは否定して欲しいのか、肯定して欲しいのか。
「…変わらないけど、変わるよ」
ドンへの手を握り返す。
「まだまだ、世界を魅了するんだ」
くくっ、ドンヘが笑って地面を蹴るように足をばたつかせる。
「ヒョクかっこいいな!」
「今頃知ったか」
「いや、知ってた」
俺たちの空、それぞれの空。
