【ヘウン】 staring contest | 徒然日記 ~ 愛wonkyu ~ ウォンキュ小説

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SJウォンキュ妄想垂れ流し小説ブログです。 
とはいいつつも83(レラトゥギ)・ヘウン、TVXQミンホも時々やらかしますが、どうぞご贔屓に!

ヒョクお誕生日おめでとう(*^▽^)/★*☆♪
ってことで急遽書き始めたら日付変わってたね。てへ


ウネ表記ですが、私、基本ヘウン寄り。
ごめんなさい。それでもよければどうぞ先に進んでください





☆★☆ a staring contest ☆★☆

「ヒョク」

とぽとぽとぽ…。
ペットボトルからグラスに水を注ぎながらウニョクは返事をする。

「にらめっこ、しよう」

とぽとぽとぽ。
ピタリと水を注ぐ音が止まった。

手を止めてウニョクはドンヘの言葉を反芻する。
にらめっこ。
にらめっこっいうのは

① にらみあうこと。
② にらみあって先に笑ったものが負けとなる遊び。

バーイ小学館 新選国語辞典。
の、いわゆる一般的に②の方なのだろうか。

そんなことを暢気に考えている場合ではないと、ソファーに腰かけるドンヘの前に膝をつくと、掌を彼の額に押し当てる。
ドンヘはといえば、その手首を掴んで呆れたように溜息を零しながらウニョクの手を自分から引き剥がした。

「なんなんだよ、これは」
「や。急に変な事いいだすから熱でもあるのかと…まぁ、ある意味いつものことか…」
「まぁ、いきなりってのは自覚あるけど」
「で。いきなり、なんでまたにらめっこなわけ?」
「する?」
「いや、だからな…」
「いくよ…始め」

パンっとドンヘが開始の合図だとでも言うように手を叩いた。
元来の負けず嫌いの気性はこんなときに不便だとウニョクは思う。
やる、やらないの問題よりついつい開始合図に反応して相手の顔を見詰めてしまったのだ。
今更視線を逸らすことさえままならない。
こうなったらついでだと、相手の顔を観察し始める始末だ。
あ。こんなとこにホクロあったっけ…?
硝子みたいな色素の薄い瞳も綺麗だし、造作が整った顔もどこに出したって恥ずかしくないのに。

なのに、この男は。

自分の事を好きだという。

何がいいんだろう、なんて正直思ったこともあるけれど。
自分が自分でいることを誰よりも好きでいてくれる人がいるという事実は、自分に自信をもてたから。
だからそれでいいと思う。
相手が「好き」といってくれるなら、それを信じることが自分に出来るたった一つのことだ。

また、大袈裟なくらいに溜息を吐いてドンヘはウニョクの唇に触れるだけのキスする。
慌てるウニョクに少しだけ笑って、ドンヘは無表情のままで呟いた。

「やっぱり、当然かなぁ」
「…はぁぁぁ?」
「そりゃ、そうか」
「ちょっと、ドンヘ」
「自信なくす」
「…俺の話を聞けっ!!」

話の全貌が全く見えないウニョクはとうとう叫んだ。
意味もなく「にらめっこ」をはじめて、勝手に終わられて。
おまけに一人で何かに納得し、何かに納得できていない様子のドンヘは自分を呼んでおいて、挙句に無視しているのだからウニョクが怒っても道理である。

「今、俺達8秒以上見詰め合ってられたんだよ」
「だから!それが何だって言うんだよ!?」

億劫そうに前髪をかき上げて、ドンヘは膨れてみせる。

「どっかの研究機関が発表したレポートに、8秒以上見詰め合っていられる人間ってのは『恋人同士』か『狂人』のどっちだっていうのがあって…」

ああ。『やっぱり、当然かなぁ』はここにかかっていたのかとウニョクは納得する。
自分の恋人なんだから当然だということらしい。

「だったら、なんで自信なくす、なんだよ?」

「…俺、多分シウォナやキュヒョナでも平気な気ぃするんだよ。もちろん他のメンバーとでも」
「全員?」

やっぱり頷くドンヘ。

「別にいいんじゃない?」

ウニョクはあっさりと言い切った。

「でも、ヒョク。その理屈でいくと俺は『狂人』ってことになるんじゃない?」
「そんな程度でなくなるような自信だったら最初から捨てときゃいいよ」

にっこりと笑うウニョクに今度はドンヘが呆然と相手を見遣る。
何なんだよ、もう。と、呟きながら、ウニョクはキッチンに戻ると水を注ぐ。

とぽとぽとぽ…。

「恋人の定義って『愛する人』だろ?だったらみんな愛すべき人達じゃないか」

ウニョクのなんでもない物言いにドンヘは「ヒョクらしいな」と思う。
公然と愛すべき人達なんて言葉を言ってのけた。
ウニョクはグラスの水を一口飲んでつぶやいた。

「ま、たったの8秒だしなぁ」
「…そう言うけど、8秒は結構長いぞ?」
「そうか?」
「そうだよ。なんなら試してみるか?」
「え?」

1、唇が触れ合って。
2、薄く開いた唇から侵略されて。
3、舌を絡めとられて。
4、吸い上げられる。
5、上あごをくすぐられて。
6、差し出す舌をゆるく噛まれ。
7、唇が離れて。
8、舌先が名残惜しげに離れてゆく。

濡れた唇を親指で拭いながらドンヘはニヤリと笑った。

「な?結構長いだろ」
「そういう試し方するか?普通」
「これが一番手っ取り早いと思ったんだけど。それとも何か」
「ん?」
「8秒じゃ物足りないとか?」
「~っ!! 」

ウニョクの抗議はドンヘに吸い取られる。
ゆっくりと伸びた腕が観念したようにグラスをテーブルの上にそっと置いた。