「ラブサーチ」の落とし穴
無料サイトは運営側のやる気ゼロ。なぜなら、無料サイトで出会えれば、有料サイトの必要性が消滅するから。よって、運営側が力を入れているのは有料サイトであり、ほぼ出会えない無料サイトをダシにして、いかに有料に引きずり込むかが戦略の要となる。そして引き込んだ有料サイトではサクラを多用し、業者を放置し、金を使うだけ使わせた挙句、利用者は結局出会えない。そんな、恨みだけが積もっていく負のスパイラル…。
そのスパイラルの外に居るのが、いわゆる定額制サイトだろう。俺はそうは思わないが、少なくとも定額制サイト側はそう謳っており、それを強みとして十把一絡げな無料・有料サイトとの差別化を図るわけだ。
その中でも、ダントツに信頼度が高いのが「ラブサーチ」。ここを知らない者はモグリであり、ここでダメなら他もダメだというくらい、その運営手腕には定評があるという。ネットの様々なブログやホームページでも、最も確実なのは「ラブサーチ」であると、口を揃えて言っているのだが…。
俺としては、皆が言うほど完璧ではないというのが結論だ。確かに、同サイトが謳う「サクラゼロ」というのは事実だろう。しかし、広告業者や他サイトへの誘導業者が皆無かと言えば、全く以ってそんなことはない。実際、俺がこのラブサーチでやり取りした3人の女性の内、その3人ともが誘導業者だったのだから…。
8月頃、俺は月会費2000円の二か月分である4000円を銀行振り込みし、ここラブサーチに入会した。一目見て真面目そうな雰囲気だとわかり、色んな紹介サイトにも「ここは堅い」と書いてある。なので、なるべくH目的ではないよという感じでプロフ作成をし、数通メールを送ったりしたところ、3人の女性から返事なり申し込みなりが来たわけだ。「サクラは居ない」と信じきっていた俺は、今後の美味しい展開を妄想しながらメールを送ったものだった。一つ気になったことといえば、3人が3人とも初っ端からフリーメールアドレスを貼り付けてきていたことだが、当時の俺は、「さすがラブサーチは直ぐにアドレスゲットできるぜ」くらいにしか考えてなかったと思う。
しかし、そのフリーメールにメールを送った後の返事を見て、俺はもう愕然。「PCが使えないので携帯でやり取りしよう」とか、「妹にPC貸しちゃったのでフリメでは連絡取れない」とかいって、結局他の有料サイトに誘導してきたのだ、このアマ共は。ラブサーチ内でやり取りしたくないから、フリメで直にやり取りしようと提案してきて、いざフリメで始めたら今度はフリメが使えないという。その時点で、疑いなく誘導業者。出会い系の頂点に立つといわれるラブサーチですら、しょせんはこのようなザル状態なのだということを、利用者は知っておかなければならない。
多分、そのままずっと続けていれば、いつかは出会えたのではないかと思わなくもない。少なくとも絶大な支持をされているわけだし、数々の前例があるからには、ラブサーチは業界では屈指の出会い系なのだろう。しかし、俺は最初の出鼻を余りにもくじかれすぎた。いくら信頼度高しといえど、そんなファーストインプレッションに遭遇したらテンションなど上がらない。俺は継続料金を払うことなくラブサーチをやめた。
9月末頃、ラブサーチ事務局から「どうですか?」みたいな問い合わせメールが来たので、「3人とやり取りしましたが、全部業者だったのでもうやる気を失いました」と嫌味のメールを返してやった。
出会い系、その救えないカテゴリ
世の中で「出会い系サイト」と呼ばれるものは多数あるが、俺個人としては以下のようにカテゴライズしている。
①完全無料サイト
②有料ポイント制サイト
③定額制サイト
④SNS
①の完全無料サイトとは、文字通り全てが無料の出会い系。「出会い系.co.jp」とか「SWEETBEACH」「SWEETBOAT」等が有名だ。使用は本当に無料だが、自分の他に利用しているヤツがホントにいるのかと思いたくなるくらいにサイト内は閑古鳥。さらに有料サイトの広告メールが来る等の弊害もある。
②の有料ポイント制サイトは、4カテゴリの中で最も巨大な勢力。利用者はサイトを使うにあたってポイントと呼称されるものを購入しなければならない。プロフィールを閲覧するたびに、メールを送受信するたびに瞬く間にポイントは消費して行き、熱くなりすぎた利用者はポイントを追加するために際限なく金を注ぎ込む。そんな極めてあくどいシステムでありながら、未だ廃れることがない。無料サイトとは正反対に、異性からのメールはバンバン届くという不自然に、利用者はいい加減気付かねばなるまい。
③の定額制サイトは、出会い系の中では最も良心的で精度も高いと一般的には認識されており、「ラブサーチ」とか超有名。入会・利用するために金を払わねばならないのだから、業者やサクラが入り込むこともないという戦略からだ。しかし、思惑通りに行ってない現実も多数ある。定額制サイトにも業者が結構居る事実を俺は体験済み。あと、問題点として、基本的に結婚や真面目な恋人を意識した利用者が多く、また運営側もそのような方針の下サイトを構築しているので、出会い系を利用している多くの人間の主目的である「気軽にセフレ」というニーズに最適とは言いがたい。
④のSNSは、正直どうなのか判断に迷うところ。実際、いくつかの出会い系SNSに登録等もしてみたが、出会いを目的としたものではない書き込みが多数だったりする。自分の日記を見てくれればいいみたいな。そんな自己顕示欲を満たすだけのツールと成り果てる危険性を孕むカテゴリだと現時点では認識している。また、業者も多数在籍。あと、ネカマと思われる存在も多数見受けられるので、SNSが果たして出会い系の救世主となるかどうかは怪しいところである。
以上のように分類される出会い系サイト、その数々。俺は男なので、あくまで男から見た所感でしかないが、とにかくマトモと言えるサイトは多分、皆無に近い。とりあえず、次からは具体例をもってしてその下らなさを述べていく…。
きっかけ
何故、出会い系など使い始めたのかというと、懸賞サイトに登録した際、出会い系に同時登録されたからだと記憶している。いきなり知らない業者から携帯にメールが届き、そこから女性から「会いたい」とか「ぬくもりが欲しい」とかオイシイ話が来るわけだ。何のことやらと思いながらも、人間は興味の尽きない生き物。そのサイトにアクセスしてみれば、もうオイシイ話ばかり書いてある。何も知らなかった僕は、ついついそれを使い始めてしまった…。
で、色々なところに登録し続けていて分かったことは、「世の中にはそんなウマい話はねーな」という結論。サクラの存在を知り、有料ポイントにまつわる悪徳手法を知り、完全無料の虚構を知る。今では全体像がそれなりに掴めている実感がある。
昔は違ったかもしれないが、今の時代、出会い系というのは巨大なビジネスチャンス。いかに何も知らない一般人から金を搾取するかということに重点を置いた、いわば詐欺集団が蔓延しているの、つまり出会い系業界だ。ネットで検索するだけで同じような見解を持ったサイトは腐るほど出てくるが、自分で経験すればその見解はますます固まった。「出会い系サイトはインチキ」、この結論に疑う余地はほぼ無い…。
そんな出会い系の浅ましさ、巧妙さというより稚拙な手口について、体験談を交えつつ綴っていこうと思う。