弟 | only child のブログ

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僕は末っ子だけど弟みたいな存在がいる。


僕が幼少の頃のこと。


日本人(父)とアメリカ人(母)のハーフの赤ちゃんを家で預かっていた。


彼は生まれてまもなく両親が離婚。


父親はパイロットで世界中飛び回っているためか忙しく面倒をみれない。

母親は育児放棄していたようで、彼をほったらかしにしていたみたい。


この父親の知り合いを通じて、僕のお母さんに「預かってもらえないか」と相談され預かることになったらしい。




僕は小学生になったばかり。


いきなり赤ちゃんがやってきた。


首がすわったくらいだったかな。


顔は日本人の顔だけど、目はパッチリ大きくて、本当にかわいい(≧▽≦)

いつも一緒に遊んでた。


僕が学校に行く時に「僕も一緒に行く」って泣いて走ってきて大変だった。

急にいなくなるのが怖かったんかな。

当然やんね。

一緒にいてあげたら良かったなぁ。


日本語を少し覚えたり、僕の名前を呼んでくれたり、ものすごい笑顔で抱き着いてくれて嬉しかった。


可愛くて仕方なかった。ホント楽しかった。




3歳くらいになった時、父親の元へ帰ることになった。


僕は理由もよくわからず、寂しい気持ちでいっぱいだった。

大事なものを取られる感覚。めちゃくちゃ嫌だった。


ずっと一緒にいたらいいのにって思ってた。

弟やと思っていたから。




数年経って、夏休みか何かでまた遊びに来てくれた。


その頃には日本語は片言になり、英語で話すからよくわからないけど、なんとか通じる状態。


やっぱりかわいいし、ごはんにコーラの組み合わせが定番で、わがままで、ほんのりデブになって帰ってきた。


だけど、かわいいから許す(≧▽≦)




友達の写真とかいろいろ持ってきてくれて見せてくれた。


いろんな人種の友達がいて、ものすごい笑顔でそこに彼は写っていた。


幸せそうで嬉しかった。


写真を持ってきてくれるなんて彼にとって僕たちは家族と思ってるんやろな。

僕も思ってるけど、嬉しいなぁ。



お土産もアメリカやなぁって思うものばかり。


ビーフジャーキーの山。

シカゴブルズがめっちゃ強かったから、そのTシャツ。


こんなん日本にありませんみたいなものばかりで、異文化にふれた衝撃はすごかった。




彼は今でも家に来てくれる。

僕の母親をお母さんと思ってるから。


奥さんと子供を連れて。


ほんと幸せになってくれてよかった。


笑顔の絶えない、可愛い彼は永遠。


素敵な弟やな。




今思うと、僕よりひどい状況の中で生まれ育ったけど、幸せで良かった。

家族ができて本当に良かった。


アメリカで自己肯定感を高められたのかな。

とにかく、彼が幸せならそれでいい。


いろいろ心の中にはあるだろうけど、僕みたいにどうしようもない状況じゃないならええねん。




思い返すとひどい状況やなぁって思う。


しかも、僕の家庭もひどかったのに。


そんなところにやってきて、よくなんとか笑顔の彼を育てられたなぁと思う。


もっと幸せになってほしい。




最近会ってないけど、またいつか会いたいな。


僕も幸せになって。

お互い幼少期に味わった辛さを幸せに変換して。