今日練習の途中でコーチが会員さんと一緒にジムから出ていきました……


そのままコーチ不在のまま練習も終わりジムをあとにしました……


ジムを早めに出ることができたので後輩と一緒にコンビニに行こうということになりました……


コンビニの手前まで行ったところで視界の端に見覚えのあるカバンを持った人物が傘をさして歩いてきました……


それは紛れもなくコーチであり俺はわずか1~2秒の間に挨拶をするか気づかなかったフリをして店内に逃げ込むかの選択肢をひたすら迷いました……


その結果俺は挨拶をすることにして平静を装っていままさに気づいたかのように挨拶をしました……


コーチは、
「なんだ~気づきやがったか~。俺はお前らが来る前から気づいてたから脅かそうと思ってたのによ~」
……と言って悔しそうに帰っていきました……


結果的に俺の選択した答えは正解で、もし無視してたらどうなっていたかは考えたくもありません……
俺のとなりに移動したじいさまは酔ってる効果もありマシンガントークモードにスイッチが入ったようで、目、耳、口、心の話を延々と繰り返している……ショック!


そんなじいさまに相槌を打ちつつ俺は他の客からの冷たい視線を全力で気のせいだと思う作業に必死だったショック!あせる


そしてじいさまとの会話が始まって約30分……やっと目的の駅に到着し、俺はじいさまと固い握手を交わして颯爽と電車から降りたグッド!


去り行く電車を見ながら俺の思うことはひとつだった。


「顔が近くて酒臭かったな……」


………………………完
じいさまはまわりからそそがれる冷たい視線などものともせずに喋り続けた。


「あのな兄ちゃん、人間は心ひとつなんだよ。目で見て、耳で聞いて、口で発することで相手の心に届くんだよ。顔が悪かろうが心がしっかりしてればいいんだよ。」


……っと格好いいこと言ってるのだがビール片手に顔を赤くして言われても心に響いてくるわけがないガーン


そのじいさまは止まることなく熱弁を振るっている……いつ終わるんだろうと考える俺をよそにじいさまは興奮してきたのか俺のとなりの席に移動してきた……


………………つづく