出版社営業VS本屋 | Booksさくら堂日誌

出版社営業VS本屋

  平積みでお願いしますよ。

と出版社の営業の人がよく言う。

  でも、これって変じゃない?
  
平積みとは、読んで字のごとく、平らな所に何冊か積むこと。
とりあえず、必ず表紙が見える、要は、ウチの本を目立たせてってこと。
目立てば売れるってもんじゃないけど、目立たなければ売れないし、
まあ、出版社としては当然の主張だ。

でも、そんなこと言う為にわざわざ来ても仕方ないんじゃないか?
そんなことを言う暇があったら、
何でその本を売りたいのか、どうやって売っていくつもりなのか、
ここの本屋ではこう売ったらいいとか、を言ってもらいたいものだ。

  内容に自信があるので、背表紙でも売れます
  隅っこに一冊だけ置いてください

と言う出版社の営業の人を見てみたい。

でも・・・

考えてみると、結局、本屋の隅っこに魅力がないってことなのだ。
確かに平積みは目立つけど、それしか目立たせることができないのは、本屋の責任だ。
棚の隅っこさえも目立たせることができるような工夫をしなければならない。
一朝一夕には無理だ。
お客様に棚の隅っこで掘り出し物を幾度か見つけてもらわねばならない。
ここの本屋は隅から隅まで見なきゃって思ってもらえるまで。
目標は店全体が一等地。
簡単ではないけど、不可能でもないと思う。

  内容が良ければ、隅っこに一冊だけ置いても必ず売れます。
  ウチの店のお客様は隈なく見てってくれますから。

と言う本屋になりたい。