アデランス作戦 | Booksさくら堂日誌

アデランス作戦


  あなたはいいかもしれないけど、
  一緒に歩くわたしのことも考えて。

っていうようなセリフのCMが以前あった。
某かつらメーカーのCMである。
内容を簡単にいうと、

  あなた自身がハゲて恥ずかしいのは構わないが、
  それに付き添う女性の恥ずかしさを思いやって、
  今すぐカツラを作りなさい。

というものだ。ヒドいCMだ。
髪が薄いということがダメだという価値観を流布しておいて、
さらにカツラの宣伝をしているわけだ。
君が勉強ができないと周りが迷惑だと言っておいて、
学習塾の宣伝をしているようなものだ。
本当にヒドいCMだ。
直ぐに流れなくなりましたけど。
クレームが多かったと思われます。

で、これを観た時、ヒドい内容だなぁと思いましたが、
本屋でも、形としては使えるなぁとも思いました。
つまり、買う気のなかったお客様に、売り場で疑問を持たせて、
その解決のための本を売ってしまうのだ。
時事問題をテーマにしたフェアなんかは、これに近い。

  そういえば、この話題、テレビのニュースでやってたけど
  よく解らなかったなぁ。ちょっとこの本を読んでみるか。

みたいに買ってもらえるわけです。たぶん。
自分でニーズを作り出して、それに応える。
売り方は無限です。