”If I say hoo hoo 本音で話せばまた君も離れてゆくだけだ If I do hoo hoo ここで殴ればただバカに見られて終わるだけだ
気がすむまで持っていきな これ以上何もないのにな また奪おうとするから作ってみたよ別人格”
自身の音楽スタイルや信念を持っているだけに、それを理解してくれる人が少ない。ネットラップから結成の彼らは、ネットでさんざん言われることもあったろう。受け入れられずに一つ一つ反発しても、残るのは劣等感。別人格を作って、受け入れている風に見せるしか。
”線路の上 校舎の裏 探しに行こうぜ This is how we do 真夜中の公園に諦めの歌を狂ったように響かせろ”
でも、自分に嘘ついたところで自分の表現したいものはできない。そうなると何がしたいのかも見失ってくる。日常のちっちゃな事や、風景に答えを求めてみる。
”Well, very good, well very nice いろんな自分を殺して それでもなぜか心が躍るんだ Save me
Well very weak, well ,very whack 損した気分になってみたり 満たされるわけでもないのに Sing forever"
結局続けるのはこれが理由なんです。根底にやりたいってのがある。
”行きかう人込みの隅で息潜めて命燃やしてく More fire その先で俺たちが灰になった時はBaby あの枯れ木にばら撒いてくれ”
ここめちゃ好きや。なんか電波少女って最上級の自己中なんですよ。誰かは認めてくれているとは思う。でも、それすらも自分で認められない。つまり、自分の中にある、反骨心とか反発心をエネルギーにしてやってきた。そして、ある程度知られている、インディーズのグループみたいな立ち位置でやってる。多分一番もどかしいと思うんだよな。始めたての売れてなさすぎる時期は前だけ向いて走れるけど、スタイルがこのスタイルだけに、多少売れてくると、そっから上目指すのがむずいし、多少客に迎合する必要が出てきちゃったのかな。応援してくれている人がいるけど、孤独を感じる。で、やりつくしてぶっ倒れて灰になったら枯れ木にばら撒け。
(最後)
”期待しては肩落とす 最低な道のりと思えば 暗くて長い日だって見慣れてく Suicide
そう笑えるように 立ち尽くし笑えるように”
まぁここは電波少女が最終的に出した、この不満や葛藤への答えですよね。答えでもないか。自らの困難に対する、姿勢、考え方ですかね。なんか、最終的にまとまった感じだけど、全然そんなことないですよね(笑)一種の諦め。
ただ、僕としては、こーゆう電波少女の暗い曲が、前向きな曲よりエネルギー貰える。
この負のエネルギーは、聞く人の負のエネルギーと掛け合わさる。それは心中で、正となってあなたを前に向かせる。
以上