憧れの早稲田の政治経済学部の名物教授!
昔、学生時代に早稲田主催のあるシンポジウムで偶然に高橋先生の講義を少しだけ聞く機会に恵まれた。
たしか日韓共同会議だかの集まりだったけれども先生は映画の創成期のリュミエール兄弟の話をされた。
洗練された雰囲気に僕は惚れた。
やっぱり早稲田の教授は面白い!と思った。先生の映画の講義を聞けるなんて、早稲田良いなあと思った。
それがたしか2005年くらいのことで、その後接点はなかったけれども、今夜、「夜が終わる場所」の上映後のトークショーで久しぶりにお姿を拝見した。
当たり前だけども、少し年を取られたかな。しかしながら、人を惹き付ける知性的な語り口は健在。
監督の宮崎さんは、高橋先生のゼミ生だったそうだ。うらやましい。
トークショーでは少しだけ当時の早稲田の話も聞けて、良かった。
宮崎監督は、いかにも早稲田という雰囲気の方で、僕とそんなに年変わらないのにしっかりとされていた。
本物の早稲田の人は、やっぱりすごい人種なんだなと思った。オーラが違う。これが早稲田魂か。
頭が良くて、しっかりとした教育を受けていて、行動力もあるなんて。
そんな宮崎さんは、南米文学の話をされていて、偶然映画館に行く前にリョサの文庫本を買ったので少しだけ運命的に感じて嬉しかった。
しかし帰り道、やっぱり僕は違うんだなゴミクズなんだなと敗北感でいっぱいだった。まあ、早稲田の人と比べたら、世間のほとんどの人間はゴミクズと言えるのかもしれないけども。
しかも、渋谷の街中ではリア充っていうの?仲間と楽しそうに戯れてる若者ばっかりだったし。うらやましいわ!
いやはや、それにしても今夜は高橋先生とゼミ生の宮崎さんの話を聞くことができて良かった。