木々に、種としての名前はある。

 松だとか、梅だとか、竹だとかそういったもの。

 

 が一本一本に名はない。

 ん? 竹は木に属するのか?

 

 種であることを大義であるとするならば、

 個別の名前はなくともよい。

 必要なのは仲間外れを作るための線なのだ。

 

 同一種が必ずしも全同一である必要はない。

 どこまでが同一種であり、どこからが別の種であるのか。

 

 線引きがとても重要で、その線引きを縦横に張り巡らせること。

 しがらみという糸を何重にも張り巡らせること。

 

 

 この一歩は、森林限界を超える一歩なのである。