日本では無敗は注目されます。
デビューから10連勝無敗ならそれなりの脚光を
浴びるでしょう。注目選手ならなおさらです。
しかし、世界的には強い相手と戦わない
無敗は評価されません。
続きです…。
歴代PFPトップのロビンソンは19敗、
ウィリー・ペップは11敗、バシリオは16敗。
近代のボクサー、レナードでも3敗しているが、
その敗北をもって彼らを偉大ではないなどとは
誰一人唱えない。
ロビンソンの時代は大衆が強いと認めた実力者たちは
王者への挑戦権をかけてぶつかりあい、
その勝者は王者へ挑んだ。世界王者は一つの階級に
ただ一人だけ、そういう当たり前の時代には、
王者が戦うタイトル戦の挑戦者に資格が疑われる者など
いなかった。次々に現れる強豪と激闘を繰り広げるのが
王者の義務だった時代、ロビンソンは198試合もこなした。
この数字が健康上適正であるとは思わないが、
現代のロビンソン、メイウェザーとパッキャオは
年にわずか2試合しか戦わない。ひどい時は
1試合。それでもこの過酷なスポーツでは仕方が
ないという見方もあるかもしれない。
しかし、ボクシングの本質は殺し合いだ。
それでも、2試合しかできないというなら、
そのたった2試合は世界中のボクシングファンが
納得出来る相手でなければならない。
もう5年以上も前から、ファンはこの二人こそが
最高のボクサーだと確信している。その二人が
戦わない理由など、ありえない、あってはいけない。
ましてや、その理由が「無敗に傷がつくかもしれないから」
なんて許されるわけもない。
フェデラーとナダルが一度も戦わないテニスの世界が
あるとしたら、その世界は醜悪で腐敗を極めている。
では、その腐臭はどこから漂ってきたのか?