道頓堀の橋の上で物乞いをしていた若者に初めて出会った日から一週間くらい経ったある日。いつものように道頓堀橋に差し掛かるとあの日の若者が目に入った。今度は財布からほんの少しだけ小銭を出して、若者の前に置いてある入れ物の中に入れて通り過ぎた。
前に何もせずに通り過ぎたときの罪悪感はもたずに済んだ。この若者も自分から望んでこんなところでこんなことをしているのではないのだろうと思う。
能力があるとかないとかだけではなく、人が良すぎたり不運が重なったりするといつ立場変わるかもしれない。
困った時はお互い様でいいのだと思う。