9/7(土)、大阪城弓道場にて2024年9月7日に第5回「弓道の日」記念交流射会(以下、記念射会)が開催されました。

今年の射会では、射会の運営をサポートするためのアプリを提供しました。

サポートアプリを導入した効果と、射会の運営にどのような変化があったのかを紹介します。

 

なぜ射会のサポートアプリを作ろうと思ったのか?

今大会を含め、これまでに4回(うち3回は運営として)記念射会に参加してきました。

私が参加した弓道の大会では、エクセルなどで記録を集計し、紙に印刷して掲示する方法が一般的でしたが、記録の掲示までに時間がかかるという課題がありました。

掲示までに時間がかかると、自分の立ちがいつ回ってくるのか分からず、招集に遅れるといった問題も発生していました。

 

また、記念射会は一般の大会とは異なり、「交流」を目的とした大会ですが、交流のきっかけづくりに工夫できるポイントがないかと考えた結果、アプリが必要ではないかと思いました。

 

射会のサポートアプリで何ができるのか?

サポートアプリでは以下の機能を提供しました。

1. リアルタイムでの的中結果確認

行射結果はリアルタイムでアプリに反映され、参加者は今どの立ちが進行しているか確認することが出来ました。

 

サポートアプリ記録画面

 

2. スケジュールの確認

 

当日の流れはPDFやホームページでアナウンスされていますが、いちいちそこを探しに行くのがとても手間です。アプリが入っていれば当日のスケジュールは簡単に確認できます。

サポートアプリスケジュール画面

 

3. ミッション

 

今回は試験的に会場の中にQRコードを設置しました。

QRコードがどこにあるのか、参加者同士で話し合うことで結果的に交流も生まれたと思います。

サポートアプリミッション画面

 

 

 

4.交流機能

交流機能では事前に登録したプロフィールをQRコードで簡単に交換できるようにしました。

この結果、「交流したいけどきっかけがわからない」とか「せっかく交流したけどあの人の名前なんだっけ?」といった悩みを解決することが出来ます。

サポートアプリプロフィール画面

 

 

 

実際の参加者の声

射会に参加し、アプリを利用してくださった方の声を紹介します。

今回初の試みでしたが、皆さんにはとても満足いただけたのではないかと思っています。

※順不同、許可いただけたものを随時追加させていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今後の課題

スマートフォンアプリは、リリース後にユーザーの声を聞きながら改善を重ねていくのが一般的です。

しかし、今回のアプリは9月7日(土)のみ利用されるものであったため、その日に照準を合わせ、急いで機能を提供しました。

その結果、細部の詰めが甘く、改善すべきポイントが多く残っています。

受付や招集をもっと楽にしたいと考えていましたが、プライベートの時間ではそこまで手が回りませんでした。

特に今回のアプリはこの射会に特化して作ったため、他の射会にそのまま転用することは難しいと感じています。

また、参加者の皆様からいただいた貴重なご意見は、次回作以降に反映させていただく予定です。

 

今後の展望

今後は他の射会の仕組みなど何か協力できたらなと考えています。

以前お世話になった松尾先生からも「関東学連モデル」を作りたいというお話をいただけているので、

もし可能なのであればそういった未来も面白いなと考えています。

 

 

最後に

「弓道の日」記念交流射会の運営に携わって下さった皆さん、当日お手伝いして下さった皆さん、記録や看的を率先して手伝って下さった参加者の皆さんありがとうございました。

射会も今回のアプリ運用も皆さんの協力無しでは成立しませんでした。

今後またどこかの大会で関わることがありましたらよろしくお願い致します。