高齢者のバスツアーでのあるあるである。食事の前に昼食は値段によって松竹梅と三段階に分かれているので間違わないようにと添乗員が何度も説明していた。

 

しかも、食事会場では松竹梅によって机の列が違う。しかも松竹はテーブルに名札が置いてある。梅の列は好きなところに座れだ。梅の席に行くと隣で80歳くらいのご夫婦が何か言い争いをしていた。奥さんがこの列は松の席ではないと。ここは梅の席だ。しかし、ご主人は怒りながら大きな声でここは松の席だと言い張っている。

 

松の高い料金を支払って梅の安い食事を食べる。いいねーと思っていたが、奥さんが私の顔を見るなり、救世主現るとばかりに「この席は松ですか」と聞いた。仕方がないので「いえ、違いますよ。梅ですよ」と言うと。ご主人は罰が悪そうに、礼も言わずに席を移動した。

 

しかし、この手のジジイというか親父というか、いますね、まだまだ化石のような人が。人前で、俺が主人とばかりに奥さんを罵倒したり大声で怒鳴ったり。

 

そういえば、戦後生まれの坐禅会でもお茶を飲むと湯呑みを片付け洗うのは女性陣ですね。男は飲んだら片付けもせずに帰る。時々、今日は男性陣が使った湯呑みは洗ってくださいというが、言わないと片付けない。坐禅だ、修行だ、瞑想だと随所に主となすなどと難しい言葉を知っていても、なんもならんです。