新型コロナウイルス対策で重要なのが

手洗い

マスク

歯磨き

放下着

と書いた。個々に見ていくと

手洗いは、言うまでもなく手についたウイルスを落とすことである。食品関係の手指消毒の効果を見る試験で、細菌を培養する培地に洗った手をつけ細菌の繁殖具合を見る。100%細菌が培地に細菌の塊を作らないわけではないが、手を洗わない状態と比較すると圧倒的に少ない。

 

不特定多数の人が触ったテーブルやドアノブなどに付着しているウイルスも100%とは言わないがかなり除去できるはずである。手洗いは今回だけに限らず、ふだんから常に実践すべし。

 

ウイルスや細菌のついた手で、鼻くそをほじることが鼻粘膜を傷つけ、上咽頭部にウイルスや細菌を送りやすくする。きれい、汚れているに関わらず鼻くそをほじるのは止めるべし。

 

次にマスクである。マスクは有れば(手に入れば)絶対にした方が良い。ウイルスの大きさをピンポン球だとするとマスクの網の目はバケツの穴だ。ウイルスに取っては全くマスクは意味がをなさない。

 

タバコの煙よりウイルスは小さい。マスクをしてもタバコの臭いを感じるようなものである。が、しかしである。ウイルスは通常、唾液やホコリ等に乗ってやってくる。唾液の大きさは、マスクの網の目をバケツの穴とすると唾液や埃は大型トラックのようなものだ。100%ではないが、ほとんどがシャットアウトできる。

 

また、マスクは冬などでは、防寒にもなる。口の周りの呼気が温められるので口の周りがぬるい蒸し風呂状態になって、程よく気持ちがいい。その蒸し風呂状態が、ウイルス予防に好環境なのだ。ウイルスは乾燥を好むが湿度はあまり好まない。新型も東南アジアでの感染者は欧米に比べ圧倒的に少ない。マスクを着用し、口元の湿度を高くすることで、インフルエンザウイルスが3分の1に減ったとの報告がある。

 

だから、マスクが手に入ればマスクはしたほうが良い。ない場合は、手洗いをよくし、咳エチケットのない輩がそばにいた時は、ハンカチで口元を覆うことだ。そして、鼻くそをほじらんことです。次回は歯ブラシの効用と放下着について書きます。祖禅