今年も師走がやってきた。

カレンダーは残すとこあと一枚。

先月、ゴロ〜さんが旅立って、傷心の母の誕生日も師走である。

毎年、妻が気遣ってくれて母の誕生会&忘年会の意味も含めて我が家に招く。

母もそれを楽しみにしているみたいだ。

日にちを伝えると数週間前から「○○日はお前の家に行かなきゃならないからねえ」と頻繁に口にする。

当日、私が迎えに行くともう用意は出来ていた。そして我が家に向かう🚙

「今日はお世話になります」と妻に余所行きの挨拶をして「にくちゃんは?」と・・・。

また間違えている。「もちだろうが❢」と私。


さっそくもちを撫でるが、もちは迷惑そうである。「久しぶりね、もっちゃん」
今度は間違えず言えた。
今日の料理は味噌鍋に握り寿司。妻特製の南瓜煮、これが母のお気に入りである。
そして今日は傷心の母に気持ち良く喋らせてあげようという妻の配慮もあったのだ。
とにかく話好きなので話し始めたら止まらない。もちさんもタジタジだ。


食っちゃ話し、食っちゃ話しを繰り返しているともちが近付いて来て引っ叩いた。
それを懐いていると思ったのか、母は大喜びである。同時に毎年、妻が用意してくれるプレゼントのアレンジフラワーが何処に隠してあるのか?気になって仕方ないみたいである。キョロキョロ部屋の中を見回しているのが分かる。見兼ねて妻が花を持って来ると大満足の笑みを浮かべてご機嫌である。

「花はもういいよ」と心にもない事を言って花を離さない。
そしてまた喋りだす。昔の話から最近の話まで・・・。肝心なとこで言葉が出て来なくて何を言っているのか?さっぱり分からない。
話が止まないのでお祝いのケーキを用意した。

全部食べてしまう勢いなので「一個だぞ」と釘を刺す。母はニコニコしながら聞いてない。散々話して周りが暗くなると「そろそろおいとまするかね」と・・・。
「そんな事言わないでもっとゆっくりしていってくださいよ」と妻が気を遣った。
「帰ってもゴロ〜ちゃんは居ないんだし、ゆっくりしていけよ」と私。
母は再び喋りだした。だが話が空回りしている事に気づいたのか?
「そろそろ本当に帰るよ」と・・・。
今度は誰も止めなかった。
もちに挨拶をして私が送って行く事になった。

帰る時に「○○さんに宜しく言っておいてくれ。今日は楽しかったよ」と妻への感謝を何度も口にした。去年もこんな感じだったような気がする。でも楽しんでくれたみたいで良かった。
毎年、そうだが気を遣ってくれる妻には感謝の一言に尽きる。
特に今年はゴロ〜さんを亡くした寂しさがあったので、母はペットロスになっていたが楽しい一日になったみたいで良かった。