哀しいお知らせがあります。
今朝、実家の愛猫、ゴロ〜さんが天国に旅立ちました。十六歳、人間の年齢にすると八十代半ばくらいでしょうか?
十日くらい前から餌を食べなくなり、もともと痩せていた体はガリガリになってしまいました。水だけ飲んでいましたが舐める程度。
これはヤバイと思い、昨日、妻に頼んで実家に行って母と共にゴロ〜さんを動物病院に連れて行ってもらった。
本当ならこんなに痩せる前に連れて行ってあげたかったのだが、母は車には乗れないし、私も妻も仕事があるのでなかなか難しかったのだが、土曜が休みの妻に頼んだ。
私は仕事だったので心配ではあったが・・・連絡を待っていた。
体力がなくなっているので栄養剤とか注射して貰えば多少いい方向へ向かうかな?
等と淡い期待もあったのだが、夕方届いた妻からのラインには絶望的な内容が書かれていた。体力ももう限界だし、血液検査の結果も最悪でリンパ腫の可能性が高いとか・・・。
治療するなら入院が必須。たとえ治療しても治る可能性は難しいと・・・。
妻からどうする?と。私は言葉を失ったが、これ以上、精神的、肉体的に負担をかけて病院で息を引き取るなんて事になったらと思うと、住み慣れた自宅で最期を迎えた方がいいのではと思い入院を断った。
私は仕事が終わると直に実家に向かった。
ゴロ〜さんは椅子の上でぐったりしていた。私が声を掛けると尾を振り、時折か細い声で鳴いた。私は涙が出そうになったが必死に堪えた。母は泣いていた。
ゴロ〜さんは立ち上がって見せたが直にまたゴロンと崩れて寝てしまった。
ゴロ〜さんは私が妻と一緒になり実家を出た時、親父が亡くなった時、母の側で母を支えてくれた。辛い事があった時、悲しい事があった時に必ず近くに居て体を寄せてくれた。
癒やしと励ましを与えてくれた。
それに対してありがとうを言った。
16年間実家を見て来てくれた。
少し大きな声で鳴いたゴロ〜さんの頭を撫でて実家を後にした。
そして早朝、母からの電話で・・・何となく察しは付いた。
電話口の向こう側の母の声は震えていた。
午前中に妻と実家に向かった。
ゴロ〜さんは昨日居た椅子の上で眠るように横たわっていた。幾らかもう硬直している。
母に聞くと朝起きてゴロ〜さんの所に行くと椅子の下で倒れていたという。
トイレにでも行こうとしたのか?
猫は死の間際に姿を晦ますというが、隠れる場所を探すつもりだったのか?
分からないか、ゴロ〜さんは逝ってしまった。
8年前に旅立った母親と再会して思いっきり甘えるがいい。
ゴロ〜さんがお気に入りだった縁側の椅子の上にもうゴロ〜さんの後ろ姿が見られなくなる事が私には凄く辛く寂しい。
ガラス越しに眩しそうな顔で外を眺めるゴロ〜さんの顔はいつまでも忘れないだろう。
「なんだよ」
また、いつか会おうな
「うん」
ありがとう
「ありがとう」



