こんばんは。
中学生の息子が石原さとみさん主演のドラマ、
「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」を観ているので、
つい一緒になって観てしまいます。
主人公の河野悦子は、
ファッション誌の編集部志望なのに、
なぜか書籍の校閲部(これから出版される、
本の文字校正や事実確認等を行う部署)に
配属され、本の著者さんや、編集者、作品そのものと
真剣に向き合い、時には対峙しながら、
本が世に出て行くお手伝いをしている・・・
といったストーリーです。
実は昔、広告業界で、新聞広告やDM、
販促ツール等の文字校正を
毎日やっていたこともあり、
共感やら懐かしさがこみ上げてきます。
また、当時出会った「地味にスゴイ!」人たちを
思わず、振り返させられてしまいました。
ひとりは、ダイレクトマーケティング(例えば、
通販広告)の大御所クリエイティブ・ディレクターのSさん。
Sさんは、クリエイター御用達のPC:Macを使って
広告のデザインを創ることを嫌ってました。
文字のフォント、ひと文字、ひと文字の文字感のスペース、
写真の色合いの調整等、細部にこだわって、
切り貼りしながら、版下(印刷用のフィルムをつくる
元になる、レイアウトの原稿のようなもの)を
創ってました。
Macで、専門のソフトを使って作れば、
手間も時間もかからないのに、
アナログな制作にこだわりました。
新聞広告は、意図的には見られません。
紙面をめくった、コンマ0.5秒で、
目にとまるかどうかが勝負です。
Sさんの創った広告は、パッと見た瞬間の
文字やビジュアルのインパクトが強くて、
反響=レスポンス(資料請求や注文)率が高いものとして
評価されていました。
もうひとりは、
製版会社(広告原稿のフィルムをつくる)の親方。
彼はクリエイターから依頼された版下(=原稿)を
そのままフィルムにせず、写真やデザインの色合いや影を
手作業で調整しながら、よりメリハリのでる広告の原版を
創っていました。
二人とも本物の職人で、仕上がりにはいつも感動させられました。
そこに至るまでは、なぜか仕事をお願い(=発注)した側の私が
常に怒られていましたが、おかげで彼らの思考、デザインに対するこだわり、
プロとしての流儀は学ばせられました。
今、なぜ、こんなお話をするのかというと、
デジタル化の恩恵で、
あらゆるものが簡単に、早く、一定以上の水準で、
創られるようになった現在、
お客様は商品やサービスそのものだけで、
あなたから何かを購入するわけではなくなったからです。
なぜなら、他のものとあなたのものとの違いが
出にくくなっているからです。
もし、あなたが
商品やサービスには自信をもっているのに、
売り上げが伸びずに悩んでいたとしたら、
もし、あなたが
ご自身のさらなる成長のために、
新しく何かを学ぶ必要があるのでは、
と考えていたとしたら、
もし、あなたが
自分の価値がわからずに
何をすべきかわからずにいたとしたら、
改めて先人たちの生き様に学ぶこともいいのかもしれません。
それは、
やるべきひとつのことにフォーカスして、
それを愚直にやり抜く、
ということです。
そして、コツコツと愚直に行っていることを
毎日、記録に残すことです。
地味だけど、毎日、毎日のこだわりと
愚直に実践することのひとつひとつの積み重ねが、
あなたの物語を紡ぎ出し、
それが他者では真似できない、
あなた独自の価値を提供できるようになります。
いつ、あなたの物語をスタートさせますか?