パピチャ ~未来へのランウェイ~ | ☆るに公園☆

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その時思った事や感じた事などを気ままに記してます(^^)/




星:★★★★☆ 4.2



とあるDVDの予告で見て絶対に見たい!って思った作品。
これはもう、本当に観て良かったと思う映画でした。

舞台は1990年代のアルジェリア。
内戦状態の国内で自分の夢に向かって生きる少女の物語。
古い慣習やしきたり、そしてイスラム原理主義の社会で自立した女性を目指すんだけど…。

そうですね…、この映画はとても考えさせられる作品です。
見終わった後に、いかに日本人が恵まれているかを痛感させられたりもするし。
しかしまぁ特定の宗教による厳しい戒律や掟が見ていてもの凄い嫌悪感が湧いた。
女性はまるで「奴隷のように生きろ」と言わんばかりの…。
そりゃアクティヴで自立心ある少女なら息苦しくってツライだろうなって。

映画としての終わり方もワシ的には好きだった。
ハッピーエンドでは無いけど、これから先もまた夢も希望もあるのかな?と思えたりしたから。
映画としての演出もすごく丁度いいし、出てくる女優さんがエネルギッシュで良かった。
こういう映画こそ中高生たちに見てもらいたいなぁ。










主演のリナ・クードリさん。
ズバ抜けて素晴らしかった!
難しい役どころだったとは思うけど、表情がとにかく良かった。
表現力が凄い女優さんなんだろうなぁ。

彼女自身もアルジェリア出身でまさにその1990年代産まれ。
記憶が無い幼い頃のお話しだとしても、並々ならぬ意欲を持ってこの映画に臨んだそうです。
その情熱と本気度は十二分に伝わりました。






トレーラーです。