先週、観ました。
男と女の深い愛の物語でした。
(ネタバレあり)
普通の幸せを夢見てる妻・佐知(松たか子)
その夫である、作家の大谷(浅野忠信)
大谷は、酒代を溜め込み、お金を盗み
女にもだらしなく、仕事も気まま…
そんな甲斐性のないダメ男。
でも、佐知が本当に困ったときに
彼女を助けた男だった。
そんなどうしようもないが、才能ある男に
佐知は反抗もせずについていく。
愛するがゆえに、なにも疑わずついていく
それは、本当はとっても強いことなんだと思った。
それに比べて、大谷は弱い男
本人もそれに気づいているから
強い佐知に惹かれていたし
逃げ出したくもあったんだろう。
挙句の果てには、秋子(広末涼子)と心中未遂…。
全てを許していた佐知だったが
ほかに一緒に死ぬ相手を選ばれたことには
悲しみと怒りさえをも抱いたのだろう
佐知の中での復讐としてか 整理をつけるためか
それできっぱりケジメをつけ
何もなかったことにしてしまう
それが、佐知の大地に根付いた強さ。
佐知は大地に根付いた『桜桃』で
大谷は『たんぽぽ』
それも吹けば飛んでいく綿毛だ
夫婦って不思議なものだなぁ…
ストーリーの展開は平凡かもしれない
でも、演じている俳優陣は素晴らしかった。
その純朴な青年像は、彼だからのものだった。
選ばれた女として、妻に勝ったことになるのか
そんな生き方しか出来ない秋子も
また不憫でならない
佐知が昔好きだった男・辻(堤真一)
佐知を救えなかったことで
自らの男のプライドを傷つけてしまっている
男の微妙さが出ていた。
佐知の努める居酒屋・椿の店主夫婦
(伊武雅刀/室井滋)
自然な演技が素敵すぎでした。
爆発的な感動はなかったけど
なんだか、
静かな地響きが心に感じられました。
大人の映画なんでしょうね
今頃になってヒシヒシときてます。
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