桑の実
子供が学校から帰って来た。
手に 何か握っている。
この時期、学校から帰って来ると 汗だくだ。
シャワーを浴びた後のようになっている。
家に着くと、全身総着替えである。
着替える前には トイレも行く。
家に帰ると すぐトイレに行くので、学校から出る前にトイレに行ってくるように 言ったこともある。
でも、本人は いつも学校から出る前はトイレに行っていると言うのだ。
きっと、トイレには行くが、道中ダラダラ歩いて時間がかかるので、もよおしてしまうのかもしれない。
うがい、手洗いもして 着替え終わったら 子供の握っていた物を見た。
桑の実だった。
まだ熟していなくて 堅そうだが、間違いなく桑の実である。
私も子供の頃 よくつまんで食べていた。
学校帰りの公園で見つけたようだ。
一緒に帰ったお友達は桑の実を知らなかったみたいで うちの子が摘んでいるのを不思議そうに見ていたと言う。
うちの子だって、夫の実家で見なければ知らなかっただろう。
夫の実家の庭には桑の木があって、黒く熟して甘くなると鳥達が いただきに来るのだ。
子供は毎年 それを見て桑の実を知っていた。
もちろん、お味見もした事がある。
学校の行き帰りは 毎日が発見である。
近くには 緑の保護地区もあるので、野鳥も多い。
ヒグマやキタキツネに出会うことはないが、タヌキも出ればキジも出る。ドングリの木もあれば桑の実もなっている。
これからもいろんなものを持って帰ってきそうだ。
