忘れ物チャンピオン | ちっちゃいもの倶楽部

忘れ物チャンピオン

また やらかした

私のことではない。

子供である。

 

今日は図工があったようだ。

絵の具セットを使ったら 家に持って帰ってきてパレットや筆を洗うので、図工のある日は絵の具セットを持って帰って来る。

 

学校から3時前に帰って来た。

 

「今日は 学校で絵の具セット少し水洗いしてきた」

 

と言った。

なかなか良い心掛けである。

 

着替えて、手洗いとうがいを済ませ、すぐ宿題にとりかかっているようだ。

最近では 学校から帰ったら すぐ宿題をするクセがついて来たので 良い傾向である。

宿題を終わらせ、塾の勉強を始めているようだ。

 

宿題と塾の勉強を済ませ、明日の学校の用意をしている。

全部 やるべき事が終わったので お待ちかねの おやつタイムである。

 

私はキッチンで 夕食の煮物の おだし をとっていた。

大根を入れて、豚バラ肉と煮る。

いい感じに煮えてきた。

子供の絵の具セットを洗おうと思って手にして驚いた。

うちの子の絵の具セットではない!

違う子の名前が書いてある!

 

「ちょっと!これ、あんたの絵の具セットじゃないよ!」

 

子供は顔面蒼白である。

私だって 顔面蒼白だ。

絵の具セットは幼稚園の卒園記念品のひとつだったので、同じ幼稚園だった子はみんな絵の具セットが同じなのだ。

 

時計は もう5時である。

先生達は帰り支度を始める頃だろう。

子供が歩いて学校に戻ったら 学校が閉まってしまう。

また、私が車を学校まで走らせる。

 

かわいそうにマーチのタイヤが悲鳴を上げる。

夫の車で来たら良かったかな・・・と思いながらバス通りを飛ばす。

 

間に合った。

子供が絵の具セットを持って走って学校に入って行く。

 

戻って来た子供は また絵の具セットを持っている。

今度は名前 確認してきただろうか?

念の為 私がもう一度確認する。

間違いない。

我が子の絵の具セットである。

 

絵の具セットを忘れずに持って帰って来たのは良しとする。

しかし、間違えないで持って帰ってきて欲しい。

親の気苦労は絶えないのである。