ども！
アバンダンダンダダイソンです
知ってる？
虫の音がメロディとして聞こえる。
会話として聴こえる。
音ではなく、虫の声を聞いている民族は、世界で日本人とポリネシア人だけなんだって。
ひすいこたろうさんがペンキ画家ショーゲンさんと出逢って聞いた話を話しててなんか動画作ってる時に凄いリンクした。
初めて知ったこと。
直接言葉にしなくても
メッセージを送らなくても
手紙を書かなくても
伝わる思いがあって、
その人との阿吽の何か見えないものが
繋がってるんだなぁと思う
キツイなぁ、辛いなぁと凹みそうになるとき
ふっと連絡くれたり
元気そうな姿を見かけたり
ドンピシャなんだ。
気持ちは目に見えないから
言葉は目に見えないから
いまだに使い方を間違えるけど
あなたの存在にパワーを取り戻せる
ありがとう
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もしも
話す言葉が目に見えたら
どんな形をしているだろう
たとえば
美しいことばは 花のかたち
色とりどりの花びらとなって
くちびるからはらはら まいおちる
大きくて柔らかい花はどんな言葉？
小さくて可愛い花はどんな言葉？
うつくしいけどトゲのあるばらのようなことば
ありふれているけど
うれしい
シロツメクサのようなことば
声によって色が変わるのかな
きっぱりとした声なら
オレンジの花
静かな声なら
青い花
優しい声は
さくらいろ
そんなふうに
たとえば
誰かを傷つけることばが
針のかたちをしているとしたらどうだろう？
話すたびに、とがった針が
口から発射されて
相手に刺さるのが見えたとしたら
目のまえでつきささる針
思いもよらないことばが
相手に刺さるのを
見ることになるかもしれない
ささった場所や
血のにじんだ傷口まで
見えるとしたら
ことば使い方は変わるだろうか
だけど
きびしく傷つけるような言葉でも
それが、だいじなな忠告だったときには
見やけがつくとしたらどうだろう
たとえば そんなことばは
木の実のかたちをしているとしたら
投げつけられた時は痛いけれど
ひろって育てたら
実ることもある 木の実
見てすぐわかったら
素直に受け取ることができるだろうか
優しいばら色の花束？
あまい香りのおいしいくだもの？
それともうすっぺらな
リボン？
つなぎとめる金色の鍵？
虹色にひかってパチンと消えるシャボン玉？
もしもことばが目に見えたら
たのしい ことばは
タンバリン！
かなしい ことばは
つめたい 水滴
自分をりっぱに見せるためのことばが
すぐに ひかりを うしなって
砂のように枯れていくのを
入るかもしれない
ひとを ひれ伏させる
魅力的で つよいことばが
戦車のような かたちを
していることが あるかもしれない
『だまっている』という
ことばのむこうに
ゆたかな森が ひろがっているかもしれない
ことばにかたちがないから
すくわれることは
なんだろう
かたちが見えたら
うれしいと思う ことばは
なんだろう
私の話す ことばは
どんな かたちや 色を
しているだろう
だれかを まもるためについたうそなら
それは きっと
しすがで やわらかな毛布になり
なみだを わらいとばす
ことばは
ひかる入道雲のように
あかるくわいて
雨のあとの虹をつくる
そして
みじかい 正直な ことばが
こころの湖の ふかい場所に
すうっと さしこむ
とうめいな ひかりのように
花が うたいますように
ひかりが わらいますように
かなしみが
ぬれたみどりの葉っぱのように
まもられますように
まいにち 消えていく
話しこたばの むこうの
こころのかたちを さがす
たいせつなひとに
花のようなことばを
とどけることが
できるように
『ことばのかたち』
おーなり由子
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