息をして何かを食べていれば生きているというなら
僕は生きている。
ただぼんやりとした虚しさのなかから
外をみている。
虚しさでおかしくなりそうだと思いながら
おかしくなっている暇なんてないと自分を支えている。
なんとも甘っちょろい。
まあしかし、なんのためにがんばればいいのか
分からなくなってる。
前は分かってたのかな。
階段を降りる脚もあり
靴ひもを結ぶ手もあり
鏡に映る自分のすがたも見ることができる。
この苦しみが世界で唯一の生き物である僕だけのものなのか
何十億という生き物が感じる苦しみなのか、
そんなことは分からない。
涙もろい
感情移入してぼろぼろ泣いている。
ピリピリして、感じやすくなって
いちいちびっくりしたり、ムッとしたり、
息がつまる。
そういえば今日、一回も笑ってない気がする。
覚えてないな、どうやって時間が過ぎたんだ。
自分をふりまわす人の移り気をそばでみている虚しさ。
疲れた。休みたい。でも休んでどうなるというのか。
休めば前に進まない。よけい悪くなるかもしれない。
休まなければ前に進むかもしれない。
おかしくなりそうだよ。
でも、なんにもなかったみたいに
どのみち朝はくるんだから
こうしていまを書きとめておこう。
虚しさが埋まることはないけれど。