「ちはやふる」ラッピング電車・その1(Nゲージ 京阪600形@プラッツ改造)
みなさんは、「百人一首かるた大会の聖地」をご存じだろうか?
高校野球の甲子園球場のように、百人一首かるたの聖地、というのがある。
滋賀県大津市にある、近江神宮という場所がそれで、どういう経緯かは忘れたが、毎年かるたの全国大会が、ここで開かれる。
そのかるた全国大会に出場する女子高生を主人公とした、「ちはやふる」という漫画がある。
沿線というよりは、アクセスのために使える唯一の鉄道である京阪電鉄石山坂本線(通称「石坂線」)には、そうした縁で、この「ちはやふる」のラッピング電車が走っている。
先日、久しぶりに投稿した記事で、「最近、妙に自己主張の激しい奴がいる」と書いたが、それが実はこのラッピング電車なのだ。
石坂線には全部で13本の編成が投入されているが、最近妙に、この「ちはやふる」編成の目撃率が高い気がするのだ。
元々、1年間限定で運行される予定だったものが、「近江神宮がかるたの聖地」という、意外と知れていなかった事実のPRに役立っているらしい。
この列車がきっかけで、そのことを知った人が多いらしいのだ。
そのおかげもあり、運行期間は延長されているが、当初予定期間終了後は、定期運行ではなくなったため、走っている時間は一定していない。
つまり、今も運行時間が決まっている「中二病」編成と違い、「ちはやふる」編成と出逢う確率は、本来なら13分の1のはずなのだが、それで収まらない頻度で出逢っている気がする。
去年に投稿した「けいおん!」ラッピング電車の回に、この編成のキットも買ってあることは書いていたわけで、その時に基本塗装までは済ませていたものの、そのまま寝かせてしまっていた。
で、妙に高い目撃率というのが、どうにもこう「早く作ってくださいな」と言っているような気がしてきたわけだ(笑)
「けいおん!」の時にはこんな状態(下段右の2両)だったわけだが、これを契機にデカール貼りに進んだ。
実はこの編成、「けいおん!」よりも少し簡略化されていて、窓サッシはそのまま残されている。
つまりサッシの銀塗装が必要なのだが、私にとって鉄道車両の工作で一番神経をすり減らすのが、この窓サッシの塗装だったりする。
こういう細かい塗りが連続する作業が、あまり得意ではないのだ。
戸袋窓の押え金はラッピングが被っているが、客室扉の押え金はサッシのままだ。
ここも銀塗装が必要になる。
乗務員扉は、サッシと手すりが地色のまま残されている。
前面はライトケースが地色で残され、標識掛けはラッピング色だ。
という、色々と細かくて面倒な作業を続けて、ようやくここまでこぎつけたのが、この週末。
さて、前面窓をどうしようか。
気力、続くかなぁ・・・?(^^;
~ 続く・・・、たぶん・・・ ~