以前の社屋には確かに何か目に見えない存在が居ました。
誰も居ない筈なのに、後ろや横を誰かが通り過ぎる気配があったり、
夜、遅くまで残ってるのが2~3人の筈なのに、それ以上の気配があったり、
誰もいない違う階で作業してるような音がしたり、
単調な仕上げ仕事が続くと、うつらうつらと眠気に襲われるんですが、
確実に数分ほど意識が跳んで手が止まっていたはずなのに、品物が仕上がっていたとか…。
体験した事柄の大小はあるにせよ、社員の大半は、「この建屋には何か居る。」
と言う認識をしていた。
が、昨年末社屋が移転しそういう類の話とは無縁になったはずだったのだが。。。。
とうとう、新社屋にも出ちゃいました。
その日は、つい先日の朝から茹だる様な暑さのなか比較的早めに
出社した私は、いつものように裏口から入り、作業場を抜け
機械部屋に入り、普段使用してるNC機械の主電源をいれ、サブ電源をいれ
主軸を原点復帰するボタンを押す。ゆっくりと主軸が動き出す。
まずはZ軸・・・続いてXとY軸。
ただ、何か言葉にできない違和感を感じながら。。。
主軸が移動してる間にPCルームへ入りPCの電源をON。
そのまま更衣室へ移動し、作業着に着替え再び機械部屋へ。。。
主軸が原点に戻ってる事を確認し、試運転プログラムを流す。
コレが私の毎朝の儀式である。
機械が動き出すと、機械のベッドに昨日帰りがけに加工プログラムを流した
品物があると、その様子を見るのだがその日に限って見なかった。
私は一連の儀式を終え、自分の席に戻ろうとしたその瞬間。。。
ガリッ!!
何かを踏んづけた様である。
恐る恐る足元を見ると。。。
こ・・・コレは。。。
昨日加工プログラムを流したクリアサイドマーカーのレンズ。。。
機械の上にある筈なのに、何故床に。。。一個だけ。
と・・・言う事は。。。。機械の上には。。。
よ、妖怪。。。いや、溶解!
と言う。。。溶解話でした。
ちゃんちゃん。
ふん、悪かったな、詰まらん話で。(汗
でもね、ポリカの微細加工って結構大変なのよ。
一旦、切削粉が刃物に絡まると、高回転で樹脂と樹脂が擦れ合う訳だから
この様に溶けちゃうんです。


