まだまだ と のんびりしてたら
前の手術が 予定より早く
終わったから 12時には
手術室へ向かいます と
看護師から 伝えられる
げっ
まだ 旦那と息子が来てない
慌てて 電話
あと 30分くらいで着くとの事
何とか間に合いそうかな
私も 慌てて 血栓予防の
ハイソックス を 履く
旦那と息子が到着
しばらくして
「では、行きましょう」と
看護師に連れられ歩いて手術室
７月に円錐切除術をしたばかり
勝手知ったる 道のり だ
しばらくして
「では、行きましょう」と
看護師に連れられ歩いて手術室
７月に円錐切除術をしたばかり
勝手知ったる 道のり だ
手術室の前
ここで 旦那と息子と別れる
息子と いつも通り
息子と いつも通り
ハイタッチ
オペ室に入る前に
名前と手術する部位を聞かれる
それから 手術台へ 上がり
上半身から脱ぎ 手術着へ
手先が すごく 冷たい
前回の手術の時もそうだった
私 、極度に緊張すると
手先が氷みたいになるようだ
体を横にして
背中をググッ～と丸める
が、緊張してるせいかな
背中をググッ～と丸める
が、緊張してるせいかな
丸くなった
自分でも イマイチかな
と思ってた とこで
「もっと 丸くなった方が
痛くないですよ」 って声がする
やっぱ ……そう
ですよね
自分でも イマイチかな
と思ってた とこで
「もっと 丸くなった方が
痛くないですよ」 って声がする
やっぱ ……そう
ですよね
気合いをいれてググッと
更に体を丸めた
全身麻酔
硬膜外麻酔
痛みを感じても体を動かさないで
と 言われ グッとなる
チクッと針が刺さる
何か 背中あたりが
ムニュムニュしてる 感じ
背中に管を入れるようだ
これが硬膜外麻酔かな
痛みは ほとんどなく 終了
麻酔医師の腕に
体を仰向けに戻す
そして 色々と繋がれ て いく
あぁ これで子宮と
永遠の お別れ か
涙が溢れてきそうだ
ふと、十数年前の出来事を
思い出した
まだ 息子を授かる前
私は 一度 妊娠をした
それは それは
嬉しかった
でもね ４ヶ月もしない間に
赤ちゃんは死んでしまってた
医師から 心臓が動いてない
と いう 言葉
そんなの 嘘だ
だって つわりは まだあるもの
どうしても 受け入れない 私は
もしかしたら
もしかしたら 明日には
再び 心臓が 動き出してるかも
そのまま 2週間くらい
死んでしまった赤ちゃんを
お腹に抱えたままで過ごしてた
このままだと 母体が危ない
医師と旦那に 説得され
そして 私は お腹の
赤ちゃんと お別れをした
あの時の感情が また戻る
「吸って下さい」
マスクを口に当てられた
「大きく 深呼吸 10回 続けて」
私は 大きく深呼吸
だんだんと薄れゆく意識の中
どうして 子宮と別れなければ
いけないのか
一呼吸
一呼吸
自分に 言い聞かせて いた
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死んでしまった赤ちゃんを
お腹に抱えたままで過ごしてた
このままだと 母体が危ない
医師と旦那に 説得され
そして 私は お腹の
赤ちゃんと お別れをした
あの時の感情が また戻る
「吸って下さい」
マスクを口に当てられた
「大きく 深呼吸 10回 続けて」
私は 大きく深呼吸
だんだんと薄れゆく意識の中
どうして 子宮と別れなければ
いけないのか
一呼吸
一呼吸
自分に 言い聞かせて いた
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