ラヴィンドゥがブログを書きました

どんな思いで書いたか?想像してください

 

時間をかけ、彼の現在の日本語で書けることを書いたこの文章をじっくり読んでください

(彼にはタルーという良い友もいて、翻訳してくれました)

 

書き終わって即

「先生、書きました 読んでください」と連絡が入りました

とっても嬉しかったし、全てを止めて食い入るように読みました

でもコメントは即は出来ませんでした

あいにく、ブログを書いていてそちらが自分で決めた制限時間が

迫っていたからです

 

 

でも彼のその想いは痛いほど届きました

 

 

ラヴィンドゥのご家族と対面した時

あることばが浮かびました

 

 

「氏(うじ)より育(そだ)ち」という慣用句(ことわざ)

です

 

 

私の祖父が大事なことわざだと教えてくれた中に

「氏(うじ)より育(そだ)ち」がありました

 

 

 

氏はその家に代々引き継がれる家の名のことです

それよりも育ちが大事なんだと分からないなりに、小さい時から聞かされてきたので、プライドだけは高いのですが

今頃になると、プライドは大切だと考えられるようになりました

 

 

 

そこがラヴィンドゥのご家族には通じるものを感じました

 

 

 

日本に来た時、しばらくして

「ご両親は心配しているのでしょうね」

と聞いた時も、

彼は「先生、両親は心配していません 母も『先生がいるから心配していない』と言っています」

と言ってくれたのです

 

 

それを聞いて私の覚悟は決まりました

 

 

ラヴィンドゥには書道を教える時は先生になり

日頃は育ての親になろうと決めました

 

 

 

「房仙会」という書道教室を立ち上げてから今年が50周年?以上経ちました

 

 

その頃から言い続けてきたことは

房仙会は家族だということです

生徒の母になろうと思っていたのですが、若い時は無理がありました

早く年を取りたかったんです

 

10年ほど前、生徒が言い出した「師匠」ということばを聞いた時

私に激震が走りました

 

そうだ

わたしにもプライドがあるのだ

師匠として認めてもらえるような「房仙会」にしようと決意したのです

 

まだ10年そこそこの「房仙会」でもあるのです

 

 

母ではない

みんなが求めているものは師匠なのだ

そう自分に言い聞かせました

 

 

そこで近頃はコミュニティといったりしている訳です

 

 

6月12日 京都の壬生寺に彼もきます

 

米沢の高橋一恵さんは着物の卸屋さんに嫁ぎました

今年夫が社長になり

彼女は常務?専務?かは知りませんが

ラヴィンドゥに作務衣を寄付してくれました

 

その作務衣を着て私と書きます

 

彩華、どうする??

 

一恵さんに連絡してみてください、由香さん!

 

 

一日、あっという間に終わりますが

楽しみたいです

 

 

遅くても12時に来ていると、ラヴィンドゥや彩華に会えるでしょう

 

 

ラヴィンドゥの傑作ブログをじっくり読んで欲しいです

 

 

 

 

 

 

自然のままで~

皆様、こんにちは❣

倉敷はだんだん暑くなってきています。ところが、今日は暑くもなく、寒くもなく珍しくて爽やかな緑の溢れる朝が訪れていて、相当快適な気持ちでした。

忙しかったけど、日曜日の昼食はこんな感じで作れました。

 

京都壬生寺で行われる【房仙会移動展】まで後一週間です。房仙先生と光孝先生はじめ皆様にまたお会いできるその望ましい日を心豊かに首を長くして待っています。房仙会のこの一点の曇りもない旅に私にもお力添えができてとても嬉しいです。

 

さて、6月のオンラインレッスンも1日から始まりました。今月も3回先生のご指導を受けさせていただいき、お清書を出したいと思っています。課題は顔真卿(がんしんけい - 景龍3年〈709年〉 - 貞元元年8月3日〈785年8月23日〉によって書かれた麻姑仙壇記(まこせんだんき)からの【南城】という字でした。読み方は【なんじょう】です。4月から顔真卿の字を学んでいますが、お手本通りに字を書けないのはどうすれば良いかまだまだ調べている私です。もっと男性っぽく書かないといけない、人格を変えないといけないというところもあり、自然のままでは書けない字です。衝撃なのは、あんなに自然の法則から離れた顔真卿の字も同じ基礎基本であることです。

行成の字ほどは好きじゃないのですが、この字をみていると本当に顔真卿は人生に挑戦した人だなと思いました。政治家でもありながら、自然に流れていく線ではなくて、自分流に生み出した字を記されているのもすごいなと感動しています。

 

顔真卿の字では横棒はほとんどお団子を作って書く形で、逆筆で入って書く線もたくさんありました。そして、もう一つ物凄く気になったところは、同じ字でも始筆がさまざまな方法で書くことでした。本当に顔真卿の字を臨書する際に「書く」よりは「作る」、「流れていく」よりは「流す」ところが多いんじゃないかなぁ〜と思いながら書いています。先生が何度もお稽古でおっしゃった、顔真卿のその字を書いた気持ちはどんな気持ちかなかなかわからず、臨書しています。

ところで、顔真卿の書について調べてみたら、楷書だけではなく行書の作品も記されているそうです。その中でも、【争座位帖(そうざいじょう『争座位文稿』とも)】と【祭姪文稿(さいてつぶんこう)】という古典が有名だそうです。

 

争座位文稿

 

祭姪文稿

 

今までも行成の行書を学んできまして、顔真卿の行書はどんな字になっているのかを調べるのにとても感心を持っていました。早速、争座位帖と祭姪文稿の字をみた時、細太のめり張りがすごく伝わってきました。

私はまだおおぎしとくうかいを学んだことがありませんが、その書家の字はより自然っぽくてとてもすっきりした心で書いているのではないかと思っています。

 

顔真卿の字を学んで、もっと自分と戦いあいたくなりましたが、どうしても自然のままで生きていきたい私です。顔真卿の字が好きじゃない、書きたくないではなく、ああいう書き方があればこういう書き方もあると理解して一生懸命頑張っていきたいと思っています。

 

今回も最後までお読みいただき誠にありがとうございます。

 

作者:ラヴィンドゥ

編集者:町田樽

 

 

ラヴィンドゥのブログを最後まで読んでくださって

ありがとうございます

 

 

実は私も顔真卿が書いた気持ちは分かっていません

 

赤い字にしたところは私が感動したところです

 

 

・房仙会のこの一点も曇りもない旅

 

・自然の法則から離れた顔真卿の字も同じ基礎基本である

 

・顔真卿は人生に挑戦した人

 

・同じ字でも始筆が様々な方法で書いてある

 

・流れていくよりは流すところが多いと感じる

 

・ふと細のメリハリ

 

・【争座位帖(そうざいじょう『争座位文稿』とも)】と

【祭姪文稿(さいてつぶんこう)】という古典が有名

 

・王羲之と空海も自然ぽいのではないか

 

これらを書いてラヴィンドゥはこう綴っています

 

どうしても自然のままで生きていきたい私です

 

このブログを読んだあなたがもし何か習い事をしているとしたら

真似るべきものが沢山あるのはお分かりでしょう

 

 

素直なこころ

親を思うこころは彼は天性だと思います

 

せめて、書道と向き合う時は参考にしていただくと、私も嬉しいです

 

 

今日も長文となりました

 

◆静岡県三島市の書道教室「房仙会」
ただ書道を学ぶだけではない
第二の学校のような、仲間の輪を形成できる。
そんな教室を目指しています。

【HP】https://bousen.com/
【所在地】
〒411-0831 静岡県三島市東本町1丁目14番19号
【電話番号】055-919-0661
【受付時間】10:00-18:00
 

◆壬生寺「房仙書展」移動展
【日程】2022年6月12日(日)11時半~13時半まで

【会場】京都壬生寺