3月5日(土) 草野敬さんはオンラインレッスンの事をこう書いてくれています
確かに体感しないと全く分らないのが房仙流なのでしょう
体感した人がこうして書いてくれることが、確実に私に元氣をくれています
人は少しだけお付き合いして中身は分りません
が
何年もお付き合いするとその方が少しずつ分ってきます
彼も真面目できちんとしています
それを伝えました
こう返事がありました
「房仙先生。 ありがとうございます！ 生真面目！と見て頂いていたのですね
少し意外でした
(自分ではそう感じないからです
)」
きっと東京校の人達はみんな？
真面目な方だなぁと思っているのだと私は思うのですが
わたしだけ？？？
それはないな
2022年3月
東京は春に向かってまっしぐら
ポカポカ陽気が心地よいこの頃
先日、皇居へ行った時には……
仕事場皇居近く？
ふんわりと「梅の香」を風が運んでくれ
この季節はふとした瞬間にほっとしますね
この投稿を見て、我が屋の梅を思い出しました
心にゆとりがなかったのに、梅をみてほっとしました
そんな中……
今月も房仙先生による書道のお稽古に参加させて頂きました
いよいよ、東京の銀座にある鳩居堂にて開催される「房仙会社中展」も刻一刻と迫って来て作品作りも大詰め
こういった感覚になった敬さんを見るのが、苦しさを全部飛ばしてくれるぐらい嬉しくって元氣になれるのです
生徒が表現してくれるから、そうだ！今年もがんばろう！！て思えます
思い返せば……
2021年3月6日(昨年の明日に当たる日だ
)
ご縁を頂き、ふらっと鳩居堂へ足を運ばせて頂いたなぁ
あの時から一年か…としみじみ
この時期に昨年は社中展を開催していたのですね
思い出します
今年は絶対昨年よりも良い
だって、私が誰にも相談せず、鳩居堂を来年の分も仮押さえしたのですから
まだ発表していません
仮に仮に空いていると聞いただけですから
東京校に敬さんが入ってくれたからです
あっという間の様な気もするし、色々な事が起きて遠い昔の様にも思う「書」が暮らしを彩ってくれた日々です！
実は……社中展の作品作りに向けて
先生から。有り難〜いアドバイスを頂きました！
「今よりも大きい紙に！そしてそのサイズに見合う筆を使って伸び伸び書いてみたらどう
」
というものでした
私にとってその筆は
今。使っている筆の2ランク程上の筆
1ランク上の筆も未使用……
その購入金額に対して…価値を見出せず
投資と捉える事が出来ずに…
「すいません！購入は次回にして……
今回は半紙の中で伸び伸び書かせてください！」
と断ってしまいました
師弟関係としてはあり得ないと思います。
しかし先生は受け入れて下さいました
そして優しく一言添えて頂きました…
「筆を変えて書けない → 書けるようになる」
「その過程がそのものが成長だよ」
それを「体感する」ためにお金を使うことはね…
「投資だと私は思うよ」
素直にパッと
「やらせてください！買います！」
と言えなかった自分に悔しさを覚えました
チャンスを逃したっと思いました
次からは……前髪しかないっ
と…巷で言われるチャンスの神様
出逢ったときには受けいれよう
と……これからの糧にして参ります
このことを補足しますね
彼はまだ新前ですが・・・そうだとは私が思っていないのです
（もともと新しい人のことは新米ではなく新前と言っていた時期もあるようです）
いつになったら新入とか新米と言われなくなるのでしょうか？？
私はこう言った枠がどうも嫌いなんです
新米でも新前でもどうでもよくて
房仙会に入会したら、みんな同列です
入ったら即みんなと同様のポジションの中で思考出来る人であってほしいのです
ベテランってなに？なんていつも考えています
房仙の目指すベテランは私の顔を見ないで発言出来る人のこと
当然あなた、敬さんはベテランです
だからこそ ですが
今年も3月に入会したばかりの方が社中展参加するんです
房仙会歴何年経過した人が初めて参加するのも
入ったばかりの方が参加するのも多分同じなんです
だから関係ないのです
彼は立派な東京校のサブリーダーで厚リーダーを支えています
社中展には私が決めたルールがあります
リーダーには特別大きな作品を許可しています
今回もそうですが
大きく書きたいと言っても書けないのです
そういうことなので、彼にも伝えただけです
「もっと大きく書かない？
今の筆では書けないから、買うことになるけど」
即
「今年は結構です」
と断わってきた敬さんをみて、清々しく感じました
あっぱれ
でも、今流の若者のような気もしました
もっとお金に左右されない男でいて欲しいとも思いました
彼はきちんと毎月使うお金を管理していました
急に万といったお金を使う気になれなかったのです
素晴らしいです
私にはない所です
こう考えたら
失敗なんて 誰にも いつでもありません
失敗は成功への道ですから
きっと彼も枠を壊して成長してくれるはずです
お金が最優先である人生は芸術にはありません
お金使うだけの人生からでも、なんとかこうして生きていける
証明みたいな私です
人生、使わないと入ってきません
これは確かです
そして…昨日のお稽古の中でも「体感」が！
いつもお稽古では、順番はいつもアンカー
しかし今回はまさかの3番手………
偶然っていいですよね
厚さんがスタートでした
２番手は恵さん？
3番手が敬さん
「緊張感が上手に書かす」見本のようでしたよ
立派に書いていました
何故こんなことをしているか？わかりますか？
それは先輩に喝を入れているのです
書けるはず、書けるだろう
こんなことを考えている人はいつになっても書けないのです
書けないと緊張する事で書ける様になっていきます
緊張はオンラインレッスンだからです
だからオンラインレッスンは上達するのです
いつもと違う順番にドキドキなお稽古に
いつもは先生、先輩の書き方を追いながら
覚えた筆の運び…今回はそれは出来ず
だったら…
いつも背中を見せて下さっていた先輩の様に
「自分が見せる番だ！」と自分をプチ応援
しながらお稽古に向き合ってみました
書けたか、書けなかったか？
書けていました
とっても上手に書けていました
ただ1人で練習していてもあの緊張感は生まれません
あのみんなと一緒、あの人がずっこけてくれるので
この人が書けないということが分るので
だから自分もしっかりしなくちゃ
この連鎖が上手くしてくれるのです
高い、低いはありますが
誰にでも自尊心がありますから
まだそれさえも自分では判断できないけれど…
清々しい時間が流れた
自分がわからないから、上達もします
分らない時が上達のチャンスです
それは確かでした！筆の件も含めて…
人は「体感」しないとわからないことばかり…
でしょ？
そうんです
体験こそ大事なんです
未知を伸び代と捉えて
一歩踏み込み「体感すれば」成長の軌跡を描けるんだと思いました
今回のお稽古で
いつもと違う向き合い方をした事こと…
筆や紙を買うと言うことから…
モノの価値と投資、自らのお金への価値観…
書道を通じて、人を磨く
房仙先生の愛がいっぱい詰まったお稽古で多くを学ばせて頂ける「今」がある事
先生、光孝先生
そしてご縁を紡いでくれた方々…
本当にありがとうございます
そして、愛の集大成とも言える
「鳩居堂で行われる房仙会社中展」
今年は外ではなくて中から「体感」できる……
どんな景色が待ってるんだろう
福田 房仙
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