今年、最後まで房仙会を引っ張ってくれたのは

七田厚さんです

 

 

 

来年1月3日から始まるオンラインレッスンの予習を公開してくれました

 

 

見なきゃ損ですよ

見てください

 

 

これにて今月は講座は無しにして

書く事に集中できそうな気がしています

 

 

 

12月27日 15:48  

【書道の稽古で、新年に書く字を下見してみました】

 

 

 

新年の課題(書道)

唐の詩人、白居易の『白氏文集』の中の8編の詩を、三蹟の一人、藤原行成が行草体で書いたものを『白氏詩巻』といいます。

 

 

その8編の中から選ばれた2~6字の臨書をするのが、今年度の書道の提出課題です。

 

 

1月号の競書誌が届いたので、新年早々、習う字について調べてみました。

 

 

1月の課題「新興兩俳」は、『和河南鄭…』の詩の中の字ですが、「照書巻」と「有詩人」を書いたので、この詩からは3度目の出題になります!

 

第一印象は、「新」の最後の棒がとっても長い、「兩」は原形をとどめていない、「俳佪(はいかい)」がどちらもにんべん(普通、徘徊はぎょうにんべんですが…)。

 

どんなふうに書くのか、新年のお稽古(オンラインレッスン)が楽しみです!

 

ちなみに、巻末の2月号課題の予告を見てみると、「知地上有神仙」となっています。

 

 

ついに6文字になりますが、こちらは、以前に「殘月」を書いた『晩上天津…』の詩からの出題です。

 

そうなると、残る3月は、まだ一度も課題が選ばれていない『和韋庶子…』の詩の中から、6字が選ばれるのではないかと思うのですが…、

 

促席留歓日未曛

遠坊思歸已粉ゝ

無妨接轡行乗月

何必逃盃走似雲

銀燭忍抛楊柳曲

金鞍潜送石揺裙

到時常晩歸時早

笑楽三分挍一分

 

 

もしかしたら、選ばれずじまいということもあるのかもしれません。

 

 

気になるその結果は、1月末に発刊される競書誌2月号の巻末を見て…ということです。

 

 

本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

実によく調べてくれています

 

しかし残念ながら、この投稿がアップされた時

房仙会の人達はあまり見ていない気がしました

 

 

 

難しいのかな???

 

 

 

 

折角なので、分らないままでは勿体ないので

少しだけ補足してみようと思います

 

 

 

 

1月の課題厚さんが調べてくれた

「新興兩俳佪」の俳佪(はいかい)はにんべんでした

書統は「新興兩徘徊」となっています

 

 

 

確かに、過去のものをネットで調べましたが

「新興兩俳佪」となっています

 

 

 

そこで私なりに考えました

 

 

 

「にんべん」と「ぎょうにんべん」との違いを考えました

 

 

 

専門家ではない私が論じるのも説得力はないのですが・・・・・・

「にんべん」と「ぎょうにんべん」は形こそにていますが、意味は全く違います

 

 

 

この2つを同じ部首にするのは無理がありそうです

 

 

 

 

「にんべん」は、名の通り「人が立っている姿」から出来ていて、「人の性格や動作に関する漢字」です

 

「ぎょうにんべん」は十字路を表す「行」ぎょうがまえ」の左半分が独立したもので、「進むことや道に関する漢字」に使われている字です

 

 

 

 

俳佪か徘徊か??

にんべんか?

ぎょうんべんか?

この辞書で調べました

 

 

 

image

 

 

これもこの字が書かれた時

王羲之(303-361)が字を創り上げている時にそこまで考えていたのだろうか?

 

 

侍と待はまったく異なりますし

本当に漢字を作った人はものすごい事だったのが今大人になると深く分ります

 

 

 

今流に割り切ると

「新興兩俳佪」

は「新興兩徘徊」でいいのかなと思います

 

 

 

 

 

懐素かいそは725年 -785年の人なのですが

王羲之7世の孫と言われる智永も孫過庭も

下記のように書いていますし、

ぎょうにんべんの部首に載っていますので・・・

 

 

あとはお稽古で伝えます

 

image

 

 

 
 
 
 

 

 

 

行成47歳の時の作品です↓

巻子本 白氏詩巻 (8寸2分5厘×10尺4寸4分)

白氏の漢詩歌集(鈔本) (表面加工)昭和中期の模写本です

 

オークションで高い偽物を買わないでくださいね

 

古筆臨書 巻子本『白氏詩巻』 第七紙(黄櫨染 次へ)

 

色変(いろが)わりの料紙(りょうし)に、

『白氏文集』(はくしもんじゅう)巻第65から8篇の漢詩を、瀟洒(しょうしゃ)で明るい書風で書き進めた傑作奥書(おくがき)で行成はこう言っています

「経師」(きょうじ)の筆を借りて書いたため普段とは違っており笑わないでほしい・・・

 

奥書(おくがき)とは 末尾の、年月、筆者名、由来などについてかいたものの事

 

時々行成が間違っているところを発見するのも

楽しいところです

 

名前だけは押さえておいてください

・料紙とはかな作品用に加工・装飾されたもの

・日本の紙(和紙)の三大原料は

楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)です

 

 

・全懐紙  ・半懐紙はかなの紙のこと

寸法は全懐紙が約50×36cm

半懐紙は約25×36cm

 

 

せめて全懐紙(ぜんかいし)と半懐紙(はんかいし)という名前だけは覚えておきましょう

 

 

 

 

書統1月の課題は「新興兩徘徊」の5文字です

 

【原文】
白雪吟時鈴閤開

故情「新興兩徘徊」

昔經勤苦照書巻

今助歡娯飄酒盃

<読み>
白雪に吟ずる時 鈴閤開く、

故情・新興 両(ふた)つながら徘徊す

昔 勤苦(ごんく)を経て 書巻を照らせり、今 歓娯を助けて 酒盃を飄(ただよは)す

<意訳>
白雪を詠むときに城の門は開き、

古いものと新しいものとに思いを巡らす
かつて苦労しながら勉学に励み、今は愉しく杯を交わしている

【閤】
コウとは

意味 大門のわきにある小門。 宮中の小門

 

さあ、今日もいっぱい予習できました

 

 

これを読んでいる人といない人ではオンラインレッスンの頭への入り方が違います

 

 

私も今回は予習をこのように丁寧に告知するとは

思ってもいませんでしたが

厚さんの予習からみんなも思わず聞けたと満足してほしいです

 

 

 

質問はネット検索でご自身で遊んでください

 

オンラインレッスン中は質問は今回は禁止です

 

 

もっと分かりやすい文言があったら教えてくださいね

 

さー、今日を入れてあと二日

みんなも後悔ないで新年を迎えましょう

 

 

福田 房仙
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