千三郎師の長男・郁馬くんは、これが初舞台
おめでとうございます
人間国宝四世茂山千作の芸を最も正統的に受け継ぐ大蔵流狂言師・茂山千三郎師は房仙会京都校のリーダーだ
初舞台は一生に一度っきり
この壬生寺で行われた意義は深くありがたいご縁だ
このブログを書いている途中で素晴らしいお知らせがFacebookから届いたのだ
房仙会会員の松浦俊昭さん
重ねて、重ねてのおめでた続きで心も躍らずにはいられない
おめでとうございます
私儀
本日、壬生寺貫主に就任しました。
3月26日には、鑑真和上像の御前にて、任命書を頂戴いたしました。
もとより浅学非才の身ではございますが、本尊延命地蔵菩薩と宗祖鑑真和上のご加護を仰ぎ、一意専心仏法並びに寺門興隆の為に精進いたす所存でございます。
どうか今後とも宜しくご指導とご鞭撻を賜りますよう、伏してお願い申し上げます。
壬生寺貫主 松浦俊昭拝
千三郎さんが今回初舞台に選んだのは
狂言「いろは」だった
狂言「いろは」を子供の守り本尊である地蔵菩薩さまに奉納したのだ
壬生狂言で名高い壬生寺
しかし能の狂言が境内で上演されるのは初めてだそう
奥が深い
親が子にいろは歌を教えようと口まねをさせる
ところが「いろは」だけでなく、親の言葉を全てまねするので怒り出す……
子供が大活躍する狂言は初舞台にピッタリだった
見守りながら一緒に舞う千三郎師の心中いかばかりか 察するに余りあった
次に私が書展で書いた黒田節を
創作した狂言小舞(きょうげんこまい:能の狂言方が舞う短い舞)で奉納
房仙会京都校の澤木政輝さんは新聞記者から
お借りした文章から書いているので間違いは無いはず
房仙会の生徒はみんな多才な人ばかり
「峰(みね)の嵐か 松風か
多くのお客様にも何度言っても足りないのですが
ありがとうございます
とこれしか言葉は出てきません
ありがとうございます
福田 房仙
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