ファイトです!!ファイトです!!ファイトです!!…・…






体育館にはそんな掛け声がこだましていた
声の主は僕等ではない、13人の新入生達が顔を真っ赤にして声出しをしていた


今日は部編成があり多くの1年生が我が部に入部してきた
彼等は緊張、不安、そして期待を胸に体育館の端っこで声出ししているんだろう



そんな姿を見て僕は思わず顔がニヤついてしまった






こんな感じだったのか2年生は…

正直この感覚は1年間やってきた人間にしかわからないのかもしれない


ちょうど去年の今ごろ、シメられた後「俺らの時代になったらは絶対シメなんかしねぇ」と言っていた友人は「今年の1年は駄目だ、シメるしかないな」なんてほざいています

確かに部活中の僕自身も「1年の声小さいなぁ」なんて思ってました






去年は「こんな声出しして意味あんのかよ、ファックッ!」なんて思ってたのにです



部活が終わり僕のそばによって来て新入部員の1人が「失礼します」と声をかけてきたので
僕は「あぁ、さよなら~」と言った
彼は先輩より早く帰るために彼が考えうる最大のマナーで「失礼します」と言ったのだろうが
我が部のルールでは「失礼します」はその10倍の声で言わなければならないこと
それ以前に先輩が帰るまで1年生達は帰れないこと
この制約を突きつけられたとき彼はどんな反応を示すだろう?

なにもそこまでしなくとも…と困惑するだろうか
それともこの部活から逃げ出そうとするだろうか


















ちなみに去年の僕は

「誰がそんなことするかよwwww」

と舐めていたら、まんまとシメられて大泣きした