私は車で長距離通勤をしており、仕事帰りに買い物をすることが多いため、
ロゴスのクーラーバッグの中に大きな保冷剤2~3個入れて出発する。
夏はクーラーバッグを2重にして保冷剤が溶けるのを遅らせるようにしているが、
これが正直かなり面倒くさい。
車載冷蔵庫があれば被災時の車中泊にも便利かなと思い、探してみた。
希望条件は次の6点である。
①軽自動車の座席足元に置けるサイズ
②2ℓペットボトルが入る
③冷凍可
④バッテリー使用可
⑤省エネ
⑥重量10kg以内
2週間ほど悩んで選んだのが
「EENOUR 車載冷蔵庫 D18 18L -20℃~10℃ バッテリー1個付き」
重量:約9.23kg 奥行き × 幅 × 高さ : 31 x 41 x 44 cm
車のサイズを計ってみたら大丈夫そうだったが、
載せにくければ親の寝室か自室に置けばよいと思い注文した。
3月上旬にEENOUR楽天市場で予約注文、下旬に配達。価格は34,800円
Amazonではこんな感じ↓
冷蔵庫は届いたが、バッテリーは別便で次の日に届いた。同梱はできないらしい。(クレームが多かったと見えて、現在amazonでは表記されている)
バッテリーを待つ間に指示通り「6時間以上上向きに静置」できた。(嫌味)
ついでに、取扱説明書を熟読した。
「安全上のご注意」に
「炎天下の車内など、高温な場所に本製品を放置しないでください」と書いてある!?
いやちょっと待て。
高温だから車内に冷蔵庫を置きたいんじゃないのか。
高温の車内に置ける「オールシーズン対応車載冷蔵庫」を出してくれと声を大にして言いたい。
私はショップの商品説明を熟読してから買うタイプだが、
こんな大切なことは商品説明でデカデカと表記すべきでは?
レビュー動画もたくさん見たが、一切触れていなかった気がする。
ネットで「夏 車載冷蔵庫 車内 放置」で検索してみた。
ポータブル冷蔵庫も販売しているankerによれば
「高温はポータブル電源・冷蔵庫にとって最も避けるべき環境の一つです。
特に、夏場の車内は短時間で50℃以上にもなることもあり、
リチウムイオン電池がダメージを受けやすい環境といえます。」
ふーーーん メーカーを問わずそうなんだ…。
「意外とやりがち」に地味に傷つく。「かなりやりがち」と言ってほしい。
夏はエアコンをつけておかないと、車内の温度は30分で40度を超えるらしい。
数時間車から離れるときに車載冷蔵庫のためにエアコンをつけておけるだろうか。
無理である。
リチウムイオン電池だから高温の車内に放置できないと言われれば、
気づかなかった自分の愚かさを笑うしかない。
真夏は諦めて涼しいときに使えるかと、へこみながら「車載」してみた。
サイズは良い。しかし10kg以内とはいえ、かなり重い。
中に飲み物などを入れたらガラスの腰のババには車に載せたり下ろしたりは厳しい。
レビュー動画などでは皆様軽々と運んでおられたのに。
あかんやん…。
仕方ない、親の寝室か自室で使おうと思った矢先に、車で1時間ほどの別宅の家族から連絡が入る。
コ、コロナに感染しただと?
感染者は別宅の2階であり、他の家族と隔離しなければならない。
ただちに「車載冷蔵庫」は非常食などを詰め込んで「2階用冷蔵庫」として運び、
今も愛用されているようである。
家族によれば、重さのあまり冷蔵庫と中身は別々に2階へ運んだそうである。
ちなみに、私は現在もロゴスクーラーバッグと保冷剤を愛用している。
「ポータブル冷蔵庫」の名誉のために付け加えれば、
要するに私の期待した使用方法には合わなかっただけとも言える。
【お勧めの使用方法】
①車載するなら夏以外と割り切る。
②夏は車から離れずにエアコンをつけて使用する。
③屋内でパーソナル冷蔵庫として使用する。
④停電時などの非常用冷蔵庫として使用する。
「夏用の車載冷蔵庫」の購入を検討されている方の他山の石となりますように。