能登半島地震の後、食料備蓄について考えていて「冷蔵庫 停電」で検索して見つけたのが高荷先生のこの動画だった。
すごい実験だと思った。開けなければ冷蔵庫や冷凍庫は結構保冷できるということがわかった。ただ、実際問題として被災時には冷蔵庫を開けるよねとも思った。
しかし、さすがは高荷先生。2021年度版で開けた場合の検証結果を公表しておられた。これ以降、高荷先生の動画にハマっていったわけである。
この2つの動画を見て、なんとか自宅の冷蔵庫を停電から守り、在宅避難中には中の食材を食べたいと思った。
特に夏場の停電は命に関わる。エアコンを守るには富豪レベルのポータブル電源(もはやポータブルとは呼べないレベル)でなければ無理である。
しかし、冷蔵庫があれば飲み物やアイスノンも冷やすことができ、快適性が増す。
なにより普段から詰め込んでいる食料を無駄なく利用できる。ポータブル電源を使えばそれが可能ではないか。
住宅用ソーラーパネルの自立運転でポータブル電源を充電して冷蔵庫に給電すれば、冷蔵庫を使い続けられるのではないか。
そのためにはどのくらいの容量のポータブル電源が必要なのか知らなくてはならない。
一日あたりの消費電力を計算する方法は「年間消費電力量÷365日」。
年間消費電力量は、冷蔵庫の扉の内側に表記がある。
1階の501L冷蔵庫の年間消費電力量は388 kWh
一日当たりの消費電力量 388000Wh÷365日=約1063Wh
2階の138L冷蔵庫の年間消費電力量は298 kWh
一日当たりの消費電力量 298000Wh÷365日=約816Wh
どちらも5年前に購入。
新しい冷蔵庫なら、もっと消費電力量は少ないはずである。
大きい冷蔵庫の方が省エネで、大きさの割に消費電力は少ない。
起動ではなく冷えていた冷蔵庫をキープするのなら、それほど電力は使わないのではないかと思う。
2台の冷蔵庫を守ることは難しいが、1階の大型冷蔵庫は守りたい。
2階の冷蔵庫に入っているのはお菓子やジュース類なので、停電でも腐らない。
ということで3月初旬に買ったのが 別の日のブログで書いた「Anker Solix C1000 Portable Power Station」である。もちろん高荷先生の動画を見て決めた。
Anker Solix C1000 Portable Power Station は 1056Wh なので、
少し足りないながらも、ほぼ一日は冷蔵庫を守れる計算になる。
夜の間はポータブル電源から冷蔵庫に給電し、
日中はソーラーパネルでポータブル電源を充電しつつ
冷蔵庫にも給電する予定である。
(※2024年6月17日追記
ポータブル電源は容量分全部使えるわけではないので、
実際に使えるのは容量の8割程度と考えるなら、
C1000で1日分の電力は賄えない。)
ただし毎日晴天とは限らないので、より確実性を狙うなら
1000Whクラスのポータブル電源を2台は欲しい。
住宅用ソーラーパネルを設置したときに蓄電池も欲しかったが、100万ほどの高額でとても手が出なかった。
ポータブル電源2台の方が蓄電池よりもかなり安い。欲しいな2台め…。
備蓄で減り続ける貯金通帳を眺めて悩むことしばし。
正直に言おう。
結局は魔が差して買っちまったのがこちら。
ALLPOWERS R1500 ポータブル電源 1152Wh
3月初旬のセールで89,800円。
こちらは16kgと重いので、1階の冷蔵庫の近くに設置し
Anker Solix C1000 は2階のベッド下に設置した。
2台ともUPS/パススルー機能があり、普段使いできて停電対策はバッチリである。
(たぶん)
さらにフレキシブルソーラーパネル200Wまで買ってしまった。
4月上旬のセールで29,998円
高荷先生にリクエストしたいです。
「ポータブル電源とソーラーパネルで冷蔵庫を夏の長期停電から守れるか」という
実験動画を。
知りたいのは次の4点です。
※ソーラーパネルからポータブル電源に充電中は冷蔵庫へ給電をしない方がよいのか、冷蔵庫をつなぎっぱなしでソーラー充電してもよいのか。
※最低限どのくらいのw数のソーラーパネルが必要か。
※効率的な守り方。
※雨天でソーラー充電ができないときは①冷蔵庫を開けない②どこかに充電しに行く という方法しかないのか。
お忙しいとは存じますが、もし興味をお持ちいただけましたら何卒お願いいたします。