大川小学校の悲劇を繰り返さない為にセカンドオピニオンを!

南海トラフ地震・津波で自分が暮らす地域にどのようなリスクが存在し、万一の時にはどのような退避・避難行動を取るかで、生死を分ける可能性がある。南海トラフエリアで巨大地震に遭遇した時、どのようなタイムラインで、的確な避難行動、避難ルートを取ればいいのかをその周辺状況から想定・考察・推察し、自治体の防災とは別のセカンドオピニオンを提案するのが目的です。

内容によっては、到底受け入れがたい内容になることもあり得ます。東日本大震災では何故ここまで津波が襲来するのかというあり得ないことが各地で起きています。例え家が津波で流されても、家は再建できますが、失った命は戻りません。

南海トラフ地震津波エリアの指定地点の災害リスクを把握し、指定地点での海抜・地形・河川・周辺情報から
① 津波浸水リスク
② 津波浸水深
③ 河川津波リスク
④ 津波火災
⑤ 津波到達時間
⑥ 避難場所についての考察

調査費用1地点 5500円(税込)

振込先

埼玉りそな銀行

本庄支店

普通口座 有限会社クリエイティブ二十一

あくまでインターネット上での調査となります。

現地調査を伴うものについては別途相談となります。

 

参考事例

東日本大震災前に大川小学校から調査依頼があればという設定で

① 津波浸水リスク 

海抜1mのところに位置し、相当重大な津波浸水リスクを抱えている。

この地を避難所に設定すること自体が有り得ないこと

②津波浸水深

10m以上 実際には12m程度

③河川津波リスク

北上川の沿岸に位置し多大な河川津波リスクがある。

洪水対策の堤防があるが、これを津波が越水した時や、堤防が決壊した時には甚大な損害と被害を被る。

④津波火災リスク

津波火災リスクはほぼない。

⑤津波到達時間

約50分

⑥避難場所についての考察と提案

大川小学校の裏山、短時間に高度が稼げることから裏山以外の選択は無い。

このエリアは土砂災害警戒地域に指定されているということなのだが、この裏山を小学校1年生でも楽に登れるように整備し、周辺の町民も含めて避難出来る十分な広さのある避難場所の確保が必要。

この避難場所には数日間生徒や教師、住民が過ごせる水、食料、簡易テント、救急用品、懐中電気、簡易トイレなど必要なものは事前準備が必要。

登校下校時の津波避難場所については、登校時は集団登校が行われていれば、登校ルート上で一番安全な避難場所を学校・父兄と合同で設定し、集団登校の年長さんに避難場所を教え、避難訓練も行う。

下校時は学年毎、複数学年による集団下校を設定し、一番安全な避難場所を学校・父兄と合同で設定し、普段から地震が起きれば、避難するルートと場所の避難訓練を行う。

南海トラフエリアで学校単位の避難訓練は行われているものと思われるが、登下校時の地震・津波対策は充分なものではないと思われる。

また学校にいる子供達は父兄も納得した避難ルート、避難場所を設定したことにより、巨大地震が起きても父兄は学校への子供の引き取りは行わないこととすべきである。

つまり津波てんでんこが実践されるよう体制を整える事。

⑦避難ルート・タイムラインの作成

(何種類かの避難ルートとタイムライン作成)

巨大地震が発生した時点で一旦校庭に集合し、災害時ように用意された生徒名簿により緊急点呼、点呼後即裏山への避難行動

間違っても津波が襲来する川側への避難路は絶対NG

点呼に漏れた生徒がいた場合の確認も含めて男性教師による全教室、施設内の確認作業を実施

平素から津波てんでんこを生徒、保護者にも徹底させ、地震直後の生徒の引き取りは全面中止とし、保護者の津波犠牲者も無くす。

平素からこの避難場所への避難訓練を学校、父兄、周辺住民も含めて実施しておくべき。

⑧過去の津波堆積物情報の調査と考察

宮城県防災担当者調べではこの周辺での津波堆積物の調査は実施されていない。

出典:活断層・地震研究センター、東京大学地震センター

宮城県石巻・仙台平野および福島県請戸川河口低地における869年貞観地震の数値シミュレーションより

貞観津波の堆積物

津波浸水計算と比較する貞観津波の堆積物について、石巻平野及び仙台平野では佐竹・他(2008)で比較を行った津波堆積物の位置(穴倉・他、2007、澤井・他、2007,2008)を用いた。福島県浪江町請戸地区については、今泉・田(2008)やSuzuki etal.(2009)で明らかにされた津波堆積物の位置を用いた。いかに概要をまとめる。

石巻平野では、当時の沿岸戦は現在の海岸線に比べ1~1.5km内陸に位置すると推定され、当時の海岸線から3km以上内陸まで貞観地震の堆積物が分布している。

https://www.gsj.jp/.../actfault-eq/h21seika/pdf/namegaya.pdf

大川小学校は河口から約4kmとし、貞観地震当時に比べて河口が1~1.5km内陸に位置するとして、当時の沿岸から3km以上の内陸まで津波が侵攻し堆積物が発見されていれば、すなわち大川小学校は貞観地震津波では完全に浸水したことと想定される。

例えば高知県高知市の昭和小学校を概要例とすると

 

 

高知県高知市昭和小学校の南海トラフ津波リスクを国の有識者が想定した条件で検討して見ました。

南海トラフ巨大地震津波で一番心配しているエリアです。土佐湾沿岸桂浜まで約7.5km、鏡川まで600m、国分川まで800m、標高0.5m、校舎4階建て屋上はなし。以前昭和小学校に電話取材するとここは津波より液状化の方が問題とし、ただ避難訓練は年に何回かはしているようでした。教育委員会担当者曰く、高知市のハザードマップ上ではこの学校周辺の津波は3m~5m、昭和小学校は熱心に避難訓練をしていると賞賛。この周辺に関しては過去巨大地震の度に地盤沈下が発生鏡川と国分川に挟まれた地域であり、両河川からの大規模な河川津波が予測されます。高知大学で地質調査した結果、宝永地震の津波が津波堆積物から16mと特定。残念なことに2000年前(スーパーサイクルと呼んでいました)30mの津波堆積物が発見されたとしていました。津波設定をどこにするか非常に難しい問題です。釜石の奇跡のように歩いてより高所に逃げるのがベストですが、昭和小学校の標高は0.5mで、すぐ近くに高台などはありません。周辺は大きな川に囲まれており、典型的な河川津波が襲来するところです。1mの津波が襲来する時間は16分が想定されています。電話取材した当時は、すぐ近くにあるちよりビルに避難すると言っていました。小学校は4階建て屋上は無いようですが、追加工事で屋上への避難する対策が必要だと思います。もし追加工事で屋上への避難が出来れば、高さ14m~16m(実測の必要性あり)、土地の標高は0.5mなので14.5m~16.5mとなり、それでも津波の高さにより危険性はまだ相当残ることになります。学校からちよりビルの間に小さな小川があり、少し避難が遅れただけでも河川津波に巻き込まれてしまいます。学校とPTA、父兄でこれらすべてのリスクと可能性を評価して、避難訓練に父兄も参加し、避難時間を測定し、最終的に最善な避難場所を探すしかないと思います。

①津波浸水リスク 

海抜0.5mのところに位置し、相当重大な津波浸水リスクを抱えている

②津波浸水深

16m 高知県のハザードマップでは3~5m

③河川津波リスク

鏡川と国分川に挟まれたデルタ地帯に位置し、多大な河川津波リスクを生じる

④津波火災リスク

海側には日本オイルターミナルの原油タンクが存在し、大地震でタンクが破損し、原油の流出により津波火災の可能性大とする

⑤津波到達時間

16分

⑥避難場所についての考察と提案

数年前の昭和小学校の電話調査によれば、学校に近接するちよりビルへの避難としていたが、校庭での集合、ちよりビルまでの避難では時間が掛かり、途中河川津波に巻き込まれる可能性が大。最適な避難場所としては学校4階の屋上が最適と判断。

現時点では4階屋上までの階段の有無が不明だが、短時間での避難としては工事をしたとしても4階屋上が避難場所としては最適と考える。

⑦避難ルート・タイムラインの作成

(何種類かの避難ルートとタイムライン作成)

地震と同時に4階屋上への避難。平素からこの4階屋上への避難訓練を行うべき。

点呼は4階屋上で行うべきであり、避難に遅れた生徒がいるかどうか確認を行う教師による最終見廻りが必要。屋上には数日間生徒や教師が過ごせる水、食料、簡易テント、救急用品、懐中電気、簡易トイレなど必要なものは事前準備が必要。

またPTAや父兄による実際の避難訓練を実施し、その内容を自ら検証する事。

⑧過去の津波堆積物情報の調査と考察

高知大学の地質調査によれば、宝永地震・津波では津波堆積物として16mの津波堆積物が発見されている。また数千年前には30m相当の堆積物も発見されているが、最低でも16mの津波浸水深で設定すべきと思われる。

以上のような自治体とは異なる視点で、指定された地点での危機管理、リスク管理を検討し、大川小学校のような悲劇を繰り返さない為のセカンドオピニオンを提案する。

提出するレポートはあくまでセカンドオピニオンとして参考にして頂くものであり、これにより発生する直接又は間接の損失、損害等については一切責任を負うものではありません。この点をご了解頂いた場合のみの依頼と致します。

 

大阪の津波被害

国土交通省や防災専門家はまず津波より高潮の被害の方が大きいと想定していることへの疑問である。

これを専門家と思われる人達が設定している。まず高潮が沿岸から数キロメートルも遡上するだろうか?

大川小学校では、沿岸から約4km北上川を遡上し、新北上大橋の付け根の位置で海抜約8m、津波(高さは10m~12m)はこの新北上大橋を直撃し、一部は避難して来た大川小学校の子供達を直撃したものと思われる。

高潮や洪水対策で建設された大阪の堤防は、それらには効果は充分発揮するものと思われるが、この堤防が堅牢であればあるほど津波は北上川の津波と同様に最大の威力を持ったまま遡上し、沿岸の弱点を襲うだろう。

まずは淀川には鉄道も含めて何本もの橋が架かっている。この中で特に年数の古いものには津波に対して高さが不十分なものがあれば、この橋に船や様々な漂流物が引っかかり、この地点で堤防を越水することになるだろう。水門に関しては津波到達まで相当な時間があることからほぼ閉じることは可能だろうと思われる。

鬼怒川の洪水のように堤防を濁流が超えると一気に堤防を破壊し水が低地に流れ込んだ。

淀川周辺には広大なゼロメートル地帯を含めた低地が広がり、また日本でも有数の地下街が存在している。

津波も第一波だけでなく、数度押し寄せてくる中で、堤防が決壊すれば、高さ5m相当の津波が大阪中心部に侵攻し、特に巨大ビルに行く手を阻まれれば、津波の高さは倍増し、圧倒的な破壊力を持つことになる。これが世界で類を見ない程の犠牲者を出す可能性がある大都市大阪、巨大都市大阪を襲う巨大津波のリスクという事になる。

大阪梅田駅 標高0.4m程度

新大阪駅  標高0.9m程度

以上の内容は最悪を想定したものでは無く、現実で起こり得るものとして考えておくべきものと考える。

ご意見が有る方はコメントを頂ければと思います。

動画出典 SankeiNews

https://www.youtube.com/watch?v=DW0dqWR4S7M

 

 

茅ヶ崎市立第一中学校

① 津波浸水リスク 

・海から約370m、標高5.0m

・第一中学校生徒725人

・国の有識者津波想定 5m

・茅ケ崎市ハザードマップ 浸水想定域0.00~0.15m(慶長型津波想定)

・茅ヶ崎海岸しおさいの森で海が直接見えないことから津波は突然森をなぎ倒し襲来と予想

②津波浸水深

・標高12mの鎌倉大仏の大仏殿が津波で流された説もあり、真偽は不明だがもし本当だとすれば明応地震津波は13m~15m以上が考えられること

最悪を想定して10m以上を想定するべき

③河川津波リスク

河川津波の可能性はなし

④津波火災リスク

津波火災リスクは避難して来た住民の車による火災の可能性は多少あり

海からの直線距離も短く、周辺から車で避難する方は多くはないので大規模な自動車火災などは無いと予想、たまたま国道にタンクローリーが走っていて、津波の侵攻方向に垂直に立つ校舎で止まり炎上した場合は津波火災になり得る事

⑤津波到達時間

1mの津波到最短達時間31分

⑥避難場所についての考察と提案

第一中学校校舎以外に高い避難場所は無く、校舎屋上への垂直避難が妥当

⑦避難ルート・タイムラインの作成

・まず子供達の校舎屋上への垂直避難最優先

・点呼は避難場所である学校の屋上で行い、居残りが無いかどうかの最終見廻りが必要

・津波が来てもすぐに逃げれる若い特に男性による地域住民の避難誘導、高齢者への避難支援が必要と思われます。

・まさかの事を想定してライフジャケットも準備した方がいいのではないかと思います。

⑧過去の津波堆積物情報の調査と考察

この周辺での津波堆積物の調査は見当たらない。

鎌倉周辺での本格的な津波堆積物の調査を行い、津波浸水域を正確に予想しハザードマップに反映すべきである。

東日本大震災での津波火災が発生した門脇小学校

https://www.youtube.com/watch?v=qNzBZtfnpw4

 


提出するレポートはあくまでセカンドオピニオンとして参考にして頂くものであり、これにより発生する直接又は間接の損失、損害等については一切責任を負うものではありません。この点をご了解頂いた場合のみの依頼と致します。